伝統の博多織がボールペンに 江戸時代の献上柄が今アツい!~ふるさとWish宇美町~
朝の報道情報番組「アサデス。KBC」(10月23日放送)のふるさとWish中継は、福岡県・宇美町の「森博多織」から、タレントのジェフ太郎と財津南美がリポートしました!
こちらは森博多織に隣接する直売所「もりお~る」。お話を伺うのは、代表で4代目の森議夫さんです。「ひいじいちゃんが1896年に創業しました。宇美町に工場を作ったのは父で、1967(昭和42)年のことです。幼少の頃から工場をうろうろしていたので、ここまで歴史があることを認識していませんでした」と笑います。
博多織は、細い縦糸に太い横糸を打ち込み、献上柄の帯を作ったのが始まり。江戸時代に時の藩主・黒田長政が柄をあしらった男帯を徳川将軍に献上したところから「献上帯」と名付けられたといいます。ジェフ太郎が縦糸を手に取ってみましたが、よく目を凝らさないと見えないほどの細さ!浴衣用の帯だと、これを横に4~5千本並べるそう。気の遠くなるような作業ですね。
財津リポーターは機織り体験中。「20分ほど真剣に織っていましたが、やっと4,5センチ進みました」と、その難しさと根気の大切さを学んだ様子。「1回につき1ミリほどしか進まないので。1本織るのに大体2,3か月かかります。約4mの帯は1週間~10日。機械折りでは、1日で3~4本折ることができます」とスタッフの河野未来さん。
直売所「もりお~る」には森博多織の商品が並んでいます。献上柄の生地をあしらったボールペン(550円)がおススメ。ちょっとしたおみやげやプレゼントに人気があるそうですよ。他に名刺入れやトートバッグなど、日常使いできるものがずらり。博多織の技術を活かした絹製品のボディタオルやミトンも作っています。「以前いただいたボディタオルを使っていますが、すごく手触りがよくて、泡がきめ細かくて気持ちいい。私、とても敏感肌なんですが、肌にも優しくて好きです」と財津アナも愛用しているそうですよ。
工場見学や手織り体験もできます。12月5(土)、6日(日)には「宇美町フェスティバル」を開催する予定。同イベント後は、予約制で手織り体験を再開する予定です。
森博多織
福岡県糟屋郡宇美町桜原3-4-7
※この記事は2020年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。