材料は2つだけ!幻の郷土料理「びりんじ」とは?~ふるさとWish岡垣町~

西日本シティ銀行海老津支店内にあるグルメマップ(重松支店長【中央奥】、リポーターのボビー【右】)

福岡市と北九州市の中間に位置する福岡県遠賀郡岡垣町。同町にある西日本シティ銀行海老津支店から、ある“謎”を解いてほしいと依頼され、リポーターのボビーが訪れました。

店内に入ると、絵や写真をたくさん使った大きな手作りマップが!岡垣町のおいしい料理や飲食店をまとめた「グルメMAP」だそうで、行員が実際に足を運んで得たグルメ情報が盛りだくさん!そのマップのリサーチ中に、岡垣町に代々伝わる「びりんじ」という料理があるということを聞いたそう。ただ、どんな料理なのかはわからず、周りの飲食店のメニュー表にも載っていなかったので、調べてほしいという依頼でした。

「上畑(じょうばた)の杜」の皆さん

町役場に尋ねると、農事組合法人である「上畑(じょうばた)の杜」なら知っているかも・・・と有力な情報が。早速「上畑の社」を訪れたボビー。なんと「びりんじ」は半世紀以上の歴史を持つ料理だそうですが、今では知る人ぞ知る“幻”の郷土料理ということが判明!

鶏肉とゴボウを炒め、調味料を入れて煮込む

早速「上畑の社」の皆さんに「びりんじ」を作っていただきました。材料は、鶏肉とゴボウのみ!作り方もとてもシンプルなんです。ぶつ切りにした鶏肉を鍋で炒め、ささがきした皮つきのゴボウを入れてさらに炒めます。そして、しょうゆ・酒・みりん・水を加えて煮込むと、あっという間に完成!

完成した「びりんじ」

シンプルながらも素材の味を生かした料理の「びりんじ」。「とっても素朴な味なんですけど、めちゃくちゃおいしい!」と、試食したボビーも感動するほどのおいしさ!元々は農家さんたちの忙しい農作業の合間に食べていた保存食だったそうで、当時はどの家庭でも庭先で飼っていた鶏と、畑で採れるゴボウを使い、少しずつ煮詰めながら3日ほどかけて食べていたんだとか。「びりんじ」の語源については鶏肉を炒める時の音から・・・など、諸説あるそう!シンプルな材料で作れる「びりんじ」ぜひ作ってみてくださいね♪



※この情報は、朝の情報番組「アサデス。」(5月24日放送、リポーター:ボビー)でお届けしました。

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