この食材はどこから?給食から地元の食材について学ぶ取り組み ~漕ぎ出す!食の宗像Wish~

地元の食材を多く取り入れた宗像市の給食

赤飯やブリの香味焼き、野菜いっぱいのスープや副菜―――これは卒業式を控えた時期に、宗像市のとある小学校で出た給食のメニューです。ブリは成長するにしたがって名前が変わる“出世魚”。子ども達もブリのように大きく羽ばたいてほしいとの願いから6年生への門出を祝うメニューとなりました。

ブリをはじめ、給食に出たメニューの多くは宗像でとれたものなんです。この給食を食べる前には、宗像の魚がどこからきて、どのようにして運ばれ、給食として出しているのかを学ぶ動画を鑑賞した子どもたち。このように宗像市では給食で口にする食材について考える「学ぶ給食」を実施しています。宗像市ではすべての小・中学校および義務教育学校に給食室があり、全国的にも給食に力を入れている自治体。地元の食材を使った作りたてのおいしい給食を食べることができるということで“食育”に適した環境なんですよ♪

動画クリエーターのTakumiさん

宗像で活動する動画クリエーターのTakumiさんも地元食材の魅力を伝えたいと「学ぶ給食」動画を作成しています。宗像市立玄海東小学校の子どもたちは、この日給食に出てくるイチゴについて学びました。Takumiさんが作成した動画は、より興味を持てるようにイチゴに関するクイズなどを盛り込んだ内容となっていました。動画を見たあとは振り返りの時間。その中で先生は「感謝の気持ち、感謝の思いを持ってしっかりとおいしくイチゴを食べましょう!」と呼びかけていました。

「学べる給食」の動画を見たあと、振り返りをする子ども達

イチゴについて学び、給食で食べたあとには「前は何も考えずに食べてましたけど、今日勉強してからよりイチゴがおいしく感じました」と話す子どもも。普段給食で口にする食材がどのように生産されて、給食として出てくるのかを知るとともに、宗像の食についても学べる機会となっています。


※この情報は、朝の報道情報番組「アサデス。KBC」でお届けしました。

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