出会う!味わう!持ち帰る!地元の“おいしい”がじんわりしみる「アンドローカルズ 大濠公園店」(福岡市中央区)【まち歩き】

■公園のそばで、ローカルとつながる
福岡・大濠公園のすぐそばにある「アンドローカルズ」は、カフェとグローサリーストアがひとつになったお店です。
料理に使われているのはすべて九州を中心としたローカル食材。スタッフの方が実際に現地を訪れて選んだ、こだわりのものばかりなんだそう。

公園の緑を眺めながらゆっくり食事ができる空間には、地元の人や観光客がふらりと訪れていて、どこか穏やかな空気が流れています。

■やさしさが染みる「だし玉子焼き御膳」
まずいただいたのは、「だし玉子焼御膳」。
内容は、だし玉子焼・お味噌汁・炊き込みごはん・酢漬けなどの小鉢・ほうじ茶と、とてもシンプル。けれど、お品書きをよく見てみると、それぞれに使われている素材や調味料にはちゃんと物語があって、その背景を知ったうえで味わうと、より深く“地元のおいしさ”が伝わってくるのです。


(写真)「だし玉子焼御膳(明太子のせ)」(1870円税込)

最近では明太子をのせるオプションも登場したそうで、筆者は迷わず贅沢に明太子のせをセレクト。
メインのだし玉子焼は、ふわふわでしっとり、優しくて、なぜかほっとする味わい。味変として使えるマヨネーズと辛みそもあるため、最後まで飽きずに食べることができました。

■見た目も旅気分「旅するおいなり」
もうひとつの看板商品が「旅するおいなり」。
キャンディのようにくるんと包まれたビジュアルがなんとも可愛らしく、手に取った瞬間に気分が上がります。しかも片手でぱくっと食べられるサイズ感なので、公園の散策途中や小腹が空いたときにもぴったり。
この日いただいた3種類は
鹿児島・喜界島で100年以上育てられている在来種のごまをたっぷり使った「在来種白ごまおいなり」、福岡・奥八女の原木椎茸と添田町で作られた柚子胡椒を合わせた「椎茸柚子胡椒おいなり」、そして英彦山産のりんごを川崎町の生蜂蜜に漬け込んだ「りんご蜂蜜おいなり」。それぞれの素材が引き立て合っていて、見た目の可愛さだけでなく、味の個性も光ります。
どれも地域の素材や背景が詰まった小さな物語のようで、食べながら旅をしているような感覚に。
さらに、季節によってラインナップが変わることもあるそうなので、「次はどんなおいなりと出会えるんだろう?」と楽しみが広がります。

(写真)
「ごまおいなり」(210円税込)
「椎茸柚子胡椒おいなり」(220円税込)
「りんご蜂蜜」(220円税込)

■味わったら、連れて帰るという選択肢
アンドローカルズのもうひとつの魅力は、「おいしい」と思ったものをその場で買って帰れること。
特に「まさ子さんの万能酢」はリピーターが多い人気商品で、御膳についてきた酢漬けを食べて「これ欲しい!」と購入していくお客さんも多いそう。お店での食体験がそのまま自宅にも続いていく、そんなうれしい循環がここにはあります。

■いろんな人が行き交う、やわらかな空間
店内には、海外からの観光客や地元の方の姿も。浴衣で訪れている人の姿もあり、自然と景色に溶け込んでいて、観光と日常、地域と世界が交わる場所だと感じました。
大濠公園を歩いたあとにふらりと立ち寄って、やさしい食事を楽しんで、気に入ったものをそっと連れて帰る。そんな過ごし方ができる「アンドローカルズ 大濠公園店」は、福岡に訪れたときにぜひ足を運んでほしい場所のひとつです。


■『&LOCALS 大濠公園店』
住所:福岡市中央区大濠公園1-9
電話:092-401-0275
営業時間:9:00〜18:30( L.O. 18:00 )
定休日:月(祝日の場合、翌日休み)

HP:https://andlocals.jp/

Instagram@andlocals
https://www.instagram.com/andlocals/?hl=ja

※情報は5月9日時点のものです。最新情報はInstagram、HP等でご確認ください。

URL:https://www.instagram.com/andlocals/?hl=ja

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