
夏休みはココ!思いきり遊んで、笑って、心を育む。道の駅おおとう桜街道「ふれあい広場」で生まれる家族の思い出(福岡・大任町)【まち歩き】

福岡県田川郡大任町。四季の花や温泉がそろう「道の駅おおとう桜街道」に、家族みんなで楽しめる新しい空間「ふれあい広場」が誕生しました。取材に訪れた日、静かな朝の空気の中に、これから多くの笑顔が集まる光景が自然と想像できました。
【多世代が集う「ふれあい広場」の全体像】
2025年3月にオープンしたふれあい広場は、既存の道の駅の向かいに整備されました。屋内と屋外に幅広い世代が一緒に遊べるエリアが用意されているのが特徴です。年齢や体力に合わせて遊び方を選べるつくりで、天候に左右されず過ごせることも大きな魅力だと感じました。
【好奇心を引き出す「ちびっこエリアとわんぱくエリア」】
屋外に出ると、広い敷地に「ちびっこエリア」「わんぱくエリア」「多目的芝生エリア」「ゴーカートエリア」「遊歩道・健康遊具」の5つの空間が広がっていました。
ちびっこエリアには全長約15メートルの大きな海賊船型の遊具がありました。コミュニケーションが生まれやすいよう工夫した隠れ家のような「プレイハウス」や、「登る」「滑る」「渡る」「くぐる」など多様な動きを促す遊具が設置されていました。

わんぱくエリアには、木製ネット遊具「アジリティトレイル」が設置されています。ロープや木の棒を渡ることで、バランス感覚や筋力を育めるそうです。30メートルのスピードスライダーやトランポリン型のジャンパーなどもあり、学齢期の子どもたちが夢中になって遊べる空間だと感じました。

【芝生や健康器具でリフレッシュ】
屋外には、思いきり駆け回れる芝生広場と、フィットネス器具やバスケットゴールを備えたエリアもありました。子どもが遊んでいる間に大人も一緒に体を動かせる設計です。車いすでも利用できる遊具もあり、他にもインクルーシブ遊具で誰もが楽しめるよう工夫がされていることが伝わってきました。
【室内でものびのび「屋内あそび場・こどもはうす」】
施設の中は3つのゾーンに分かれ、0歳から12歳までの子どもが安心して過ごせるよう考えられていました。
「アクティブエリア」は3歳頃からが対象で、全身を使って登ったり回ったりできる大型遊具やボールプールが設置されています。クライミングの遊具など、挑戦心を育てる工夫が随所に感じられました。

「ロールプレイエリア」は1歳頃からを対象に、ごっこ遊びや組み立て遊びを通して想像力を広げられる空間です。小さな道具やブロックが整えられ、親子で一緒に過ごしやすい雰囲気がありました。
「ベビーエリア」は0歳から2歳頃向けで、やわらかい床の上を自由に動き回れるコーナーです。五感を刺激するしかけがそろい、赤ちゃんが安心して遊べる様子が想像できました。壁に描かれた彦山川や桜のデザインも、大任町らしさを感じさせます。

【大任町が大切にしてきた想い】
取材を通して感じたのは、大任町が子どもや家族の時間をとても大事にしていることでした。遊びを通じて人と人が自然に交流し、地域に親しみを持てる場をつくりたい。その想いが、ふれあい広場の随所に表れていました。ここで過ごす時間が、子どもたちにとって特別な思い出になるのだろうと感じます。
道の駅おおとう桜街道「ふれあい広場」は、家族で訪れたくなる新しい居場所です。次の休日にはぜひ立ち寄ってみてください。遊ぶたびに、また来たい気持ちが自然と湧いてくると思います。
◼️『道の駅おおとう桜街道 ふれあい広場』
住所:福岡県田川郡大任町大字今任原1339
電話:0947-63-3001 (大任町役場 産業経済課)
営業時間:屋内9:00~17:30、屋外8:00〜20:00 (※状況により18時に閉園することもあり)
休館日:不定
駐車場:あり
[設備]
・授乳室(屋内エリア) ・トイレ完備(屋内エリア)
・自販機あり ・屋外にはキッチンカー常設。イスやテーブルあり
「屋内あそび場・こどもはうす」:対象年齢 0~12歳
(1人1時間500円)※大任町民は毎日1時間無料
Instagram @ootousakurakaidou
https://www.instagram.com/ootousakurakaidou