コロナに負けない!和食店が3600個弁当差し入れ 医療従事者に心休まる食事を~ふるさとWish福岡市~

  感謝の気持ちを弁当に込めて

福岡市中央区の和食店「お料理 みつやす」。休業中にも関わらず、厨房には忙しそうに動き回る料理人の姿が。その手元では、和食の技が詰まったお弁当が、次々と出来上がっていきます―。

こんなときだからこそ恩返しを 広がる支援の輪

もはや“差し入れ”のレベルを超えている弁当

同店では、4月中旬から医療従事者へ弁当の差し入れをスタート。これまで弁当の注文などでつながりのあった福岡県内の病院に案内状を送り、依頼があったところへ宅配しています。始めて間もないにも関わらず、届けた弁当の数は3600個に上るそう。

同店の安田裕さんは「今までお世話になった恩返しです。医療従事者の方たちは、命懸けで毎日(仕事を)されている。(届けた先では)自宅に帰れず車中泊をしたり、食事もままならないという話を聞きます」と現状を伝えます。弁当を届けた際に「涙を流して喜んでいただいたときは、じーんときました」と、安田さん自身も励まされているようです。

弁当の中身は日替わり。農家や漁業、肉屋、市場の仲買など、さまざまな業者が協賛し、支援しているそう。「お店に持参してくれるんです。みなさんの協力なしには続けられません」。自らも大変な状況に置かれている中、賛同してくれる“チームみつやす”の人たちにも感謝しかないと安田さん。今後もできる限り、この取り組みを続けていくそうです。

「お料理 みつやす」は、現在テイクアウトのみ営業中。できるだけ予約をして足をお運びください。

※この記事は2020年の情報です(「こんなときこそイイタカ!」4月28日放送、「パオーン」同)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。
※現在は通常営業中(2023年3月追記)。

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