映画「相棒」にも登場! 本物そっくりすぎる「パトカー屋」~ふるさとWish 水巻町~
6月8日(土)のKBCラジオ「ふるさとWish」のアイタカー中継は、水巻町の「ペイントメイクトシ」からお届けしました!リポートは、アイタガールの國崎成美です。
車好きがすぎる人たちがパトカーを作ったら…
「ペイントメイクトシ」は創業31年の車両販売修理会社。基本的に車の修理や新車販売、車検などを取り扱っています。さて、國崎リポーターの目の前にあるのは、え?パトカー!…ではなく、同社が作成した撮影用の警察車両。実際のパトカーに使用する車種を使用し、センターにある警察のマーク、回転灯など、どこを見ても本物にしか見えないと國崎リポーターも驚いています。「相棒」「あなたへ」「MOZU」「寄生獣」など、多くの映画に使われ、同社は放送業界で「パトカー屋」とも呼ばれているそうです。
でも、なぜ水巻町の車屋さんが撮影用のパトカーを作ったのでしょう。
「15年ほど前に、北九州フィルム・コミッション(北九州市における映画やテレビドラマの撮影をバックアップする非営利組織)で働いていた幼馴染から依頼を受け、映画やドラマの撮影用特殊車両の制作とレンタル事業を始めました」と、社長の大島俊充さん。内部まで忠実に再現されており、スピード測定器、回転灯スイッチ、無線などを装備。ここまで再現できたのは、板金技術はもちろん、車好きが止まらない社長やスタッフの皆さんの趣味的部分によるところが大きいそうです。
このような撮影用車両を提供するのは、同社が九州でおそらく初めて。それまでは東京からわざわざ運んでおり、「経費削減になる」と喜ばれたそうです。今では、西日本の撮影ではほとんど同社のパトカーが使われているといいます。
民間救急車も手掛ける
同社では、地域貢献の一環として、民間の救急車も作成しています。こちらは撮影用ではなく、実際の病院や診療所などで使用されています。
今見ているドラマの中のパトカー、実はペイントメイクトシが作ったものかもしれませんね!