海自の“カレー”を越えろ!航空自衛隊春日基地で愛される“空自空上げ”~ふるさとWish春日市~

「春日基地 空自空上げ」は、食べた後に明太子の辛さがピリッとくるのが特徴

福岡市の南側に隣接し、人口約11万人の福岡県春日市。都心へのアクセスが良好である一方で、公園も多い自然豊かなまちです。2019年10月1日(火)に放送されたKBCの情報番組「アサデス。」の名物コーナー「アサデス。旅行社」では、そんな春日市にある航空自衛隊基地へ、今回特別な許可を得てアイタカーで乗り込み、取材をさせていただきました!

今回の調査は戦闘機じゃなく“空上げ”!?

今回、特別に航空自衛隊春日基地に入構させてもらったアイタカー。展示されている戦闘機と夢の2ショットも実現!

敷地内で降りたリポーターのボビーは、早速戦闘機を見つけます。「F-86Fジェット戦闘機」という日本初のジェット戦闘機で、初代ブルーインパルスと同型機が展示されていたのです。「今回の(調査の)ネタ、もしかしてこれに乗る!?」とノリノリなボビーに、スタッフが「グルメをやります」と答えると、ボビーは意外といった表情を見せます。確かに、航空自衛隊とグルメはあまり結びつきませんよね…。

少し赤みがかった濃い茶色をした“空上げ”が見た目にも食欲をそそる

グルメということで、敷地内にある「隊員食堂」へ向かったボビー。ちょうどお昼時とあって、多くの隊員たちが食事をしていました。この日のメニューは、おいしそうなから揚げ。「から揚げの日は(うれしい)?」と尋ねると「テンション上がります。筋肉の源なので…」と筋肉モリモリな男性隊員。皆、超山盛りのご飯とともにワシワシから揚げを食べている様子に、見ているこちらもテンションが上がります。

実は、ここ春日基地では毎月最終金曜日のメニューは“から揚げ”と決まっているそう。なぜなら「航空自衛隊を代表する基地の料理だから」と、別の男性隊員がその理由を教えてくれました。自衛隊の料理といえば、海上自衛隊の「カレー」、陸上自衛隊の「ミリメシ」が有名ですが、航空自衛隊も負けじと4年ほど前から、から揚げ=「空自空上(からあ)げ」と名付け、猛プッシュしてきたといいます。

おいしさのポイントは博多名物の明太子!

レシピは、鶏モモ肉、天ぷら粉、パプリカ粉、液体だし、料理酒に加え、明太子を入れるのが味のポイント

さらに、その「空自空上げ」は、それぞれの基地によっておすすめの味が違うそう。今回は、春日基地バージョンの“空上げ”を試食させてもらいました。「サクサク感が半端ないですね~!後からピリッとくるのは何?」と、おいしいけれど不思議な味にボビーは考え込んでいましたが、ひらめきます。「このツブツブ…明太子が入ってる”!?」。「そうです、明太子です!」と航空自衛隊 春日基地の大石 智範1等空曹が教えてくれました。

春日基地がオリジナルの味を追求してたどり着いたのは博多名物の「明太子」。鶏肉と調味料を混ぜ合わせたあとに、より明太子の味をしみ込ませるために半日漬け込むのもおいしさのポイントだそう。味がしみ込んだあとは、パプリカ粉とてんぷら粉をまぶして180度の油で5分ほどカリッとなるまで揚げると完成です。

「航“空”自衛隊全体で“上”を目指す」という意味を込めて「空自空上げ」と名付けられたと話す大石1等空曹

ここで、ボビーが質問。「なんで“空上げ”なんですか?」。「航空自衛隊の“空”と、“空上(からあ)げ”をかけて。みんなで上を目指して上がって行こうということで、“空上げ”としています」と大石1等空曹が説明してくれました。

VTRを観終わったスタジオメンバーから「でも、これ、私たちは食べられないんでしょ?」と質問が。するとボビーから「確かに一般の方はなかなかすぐ食べられないのですが、実は春日市の名物になるかもしれません」と気になる発言が飛び出しました。なんと、航空自衛隊春日基地が「春日基地空自空上げ」をコラボレーションしてくれる地元の飲食店を探しているとのこと。興味のあるお店の方は、ぜひ航空自衛隊春日基地の広報班まで連絡してみてください!春日市のたくさんのお店で“春日名物”として、明太子がピリッと効いた「春日基地 空自空上げ」が食べられるようになるといいですね!

※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。

航空自衛隊春日基地

住所:航空自衛隊春日基地

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