知る人ぞ知る桜の名所を発見!地元愛が強すぎるサクラ咲く「味見峠桜公園」~ふるさとWish香春町~
福岡県の北東部に位置する香春町。春が香る町と書いて「かわらまち」と読むこの町は、その名の通り、うららかな春に訪れたい桜の名所がある!という情報が…。
2019年3月26日(火)に放送した九州朝日放送の朝の情報番組「アサデス。KBC」の「ふるさとWish アサデス。旅行社」では、早速、リポーターのボビーが一足先に、お花見へ向かいます。知る人ぞ知る香春町の桜スポット、そこで見た景色とは?!
荒れ地を絶景へ!地元愛で復活させた桜スポット
町のほとんどを山に囲まれた自然豊かな香春町。そんな町にあるという、「隠れた桜の名所」の景色はどんなものかと期待を寄せつつ、ボビーは聞き込みを開始!地元住民から聞き出した結果、「桜の名所といえば、味見峠」とのこと。早速、県道64号線を苅田町方面へ向かう途中にあるという、その場所へ向かいます。道端にある黄色い看板を目印に、さらに山道を10分ほど進んだところが目的地。ボビー曰く、「隠れ感があるよね」という、奥まった場所に、「これ、全部桜の木?」とボビーが驚くような広い斜面一体に桜の木がありました。さぞ満開の桜が!と思いきや、まだ蕾の状態。そう、取材日はまだ開花には程遠く、完全なる「勇み足」だったのです。
後日、改めて現地へ向かうと、まだまだ満開には遠いけれど、鮮やかな八重桜やソメイヨシノが咲いていました。
ボビーが訪れた「味見峠桜公園」は、ソメイヨシノや完緋桜、里桜など珍しい品種が植樹され、見ごろを迎えると、一面が桜に覆われた圧巻の風景が広がります。しかし実はこの場所、かつては荒れ地だった場所。35年以上前に植樹され、長く野放し状態になっていたところ、「せっかく、こんなところがあるのだから、キレイにして名所にしよう!」と地元の有志が「味見さくらの会」を結成、整備を開始。急な斜面の手入れのほか、300本以上の桜の剪定も有志のみで行い、藪に埋もれていた公園を見事、桜の名所へと復活させたのです。
「地域のみんなと協力し合えることが好きだし、何より桜を守ることを大事に思っています。こうした活動で地域を盛り上げていけるのもうれしい」と話す会長の大坪松雄さん。地元の人々が丹精込めて守り続けた桜の木々は今年も、4月初旬に見ごろを迎えます。
※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。