茶処・嬉野で新しい旅のカタチ「ティーツーリズム」を体験!~ふるさとWish佐賀県~

7人の精鋭 みなお茶農家だ

「アサデス。KBC」(7月14日放送)で、リポーターのボビーが紹介したのは“新しい旅のカタチ”。早速体験しに、佐賀県嬉野市に向かいます!


日本三大美肌の湯に数えられる嬉野市。およそ1300年前から湯治場として栄えてきた嬉野温泉には、現在32件の温泉旅館が立ち並びます。街中には、無料で利用できる足湯スポット「湯宿広場」も。

永尾さんの茶畑

そこにボビーを迎えに来てくれたのは、嬉野で120年以上続くお茶農家「永尾豊裕園」の5代目・永尾裕也さん。「今回は“ティーツーリズム”を体験していただきます!」

昼夜の温度差や日照量などが茶の栽培に適した嬉野で作られる“うれしの茶”は、2019年の「全国茶品評会」で日本一に輝いた銘茶。このお茶をテーマに嬉野を旅する、それが“ティーツーリズム”です。

お茶のプロによるもてなし

茶師が自ら栽培した茶葉でもてなしてくれる

ボビーが案内されたのは、名湯宿「和多屋別荘」内にあるモダンな和の空間。今回ボビーが体験するのは、バーのような一室で行われる「茶話(ティーサロン)」です。カウンターの向こうには正装した永尾さんが。「ここではお茶農家が、自分で作ったお茶を自分で淹れてお客様に楽しんでいただきます」。

茶器は400年の歴史がある肥前吉田焼 ティーツーリズムでは器にもこだわる

3種のお茶と2種の菓子でもてなしを受ける「三茶二菓(さんちゃにか)」が始まりました。一茶目に出てきたのは、キンキンに冷えた白磁の器。ふたを開けると中に茶葉と氷が入っています。「最近は強く蒸す(普通の煎茶より約2倍長く蒸す)“深蒸茶”が多いのですが、こちらは“浅蒸茶”。お茶のおいしいところだけを贅沢に(味わえます。)今回、氷出しでご準備しました」。浅蒸茶はお茶の抽出に時間が掛かりますが、清涼感のある香りと黄金色が特徴。茶話でいただくお茶は、2時間以上かけて抽出するといいます。ひと啜り口に含むと「かなりの濃さですが、渋すぎない。初めての味わいです」と驚くボビー。この後、お茶だけでなく、抽出した後の茶葉もいただきました。永尾さんは「僕が畑に出て作っているお茶なので『一番この淹れ方がおいしい』と自信をもって言えます」と熱く語ります。

ティーツーリズムの“茶室”の一つ“茶塔”

二茶目ではあんこをはさんだ塩バタークッキー&甘みの強い煎茶「おくゆたか」、そして最後は茶畑をイメージしたティラミス&うれしの和紅茶。「和紅茶はとげが少なく、まろやかな味わいが特徴です。それも含めて“和”=なごむということもイメージして(作っています)」。ただ飲むだけではなく、品種ごとの特徴や栽培法のこだわり、相性の合うお菓子などを学びながら楽しめるのも魅力ですね。

また、ティーサロンの他にも、天板の上から茶畑を見下ろす茶室「茶塔」、森に囲まれた「杜の茶室」など、多彩な空間でお茶を楽しめるのもティーツーリズムならでは。

嬉野市を訪れたら、表情豊かで驚きに満ちたお茶の世界を味わってみませんか?

予約・問い合わせはホームページで受け付けています。
Tea tourism(ティーツーリズム)
https://tea-tourism.com/

※この記事は2020年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。

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