カボチャのようなメロン?!循環型農業で作るイタリアン野菜~ふるさとWish久山町~
KBC夕方の情報番組「シリタカ!」のコーナー「ミツケタ!」は、ガイドブックにも載っていない地域の魅力を探してお伝えしています!
8月3日の放送では、リポーターのカイラ君が福岡県・久山町へ、ヒグラシの声が響く山あいの農園にやってきました。
食品廃棄物を肥料に 循環する農業のカタチ
久山町は、面積の3分の2が森林。のどかな景色の中に「里山サポリ~ホタルの住む農園」はあります。“サポリ”とはイタリア語で“味”という意味だそう。
まるでトランペットのように見える「トランペットパンプキン」や、カボチャのように見せかけて実はメロンだという「ザッタメロン」など、珍しいイタリアン野菜がずらり。元イタリアンシェフだというオーナーの城戸勇也さんは、「現地(イタリア)でしか手に入らない野菜があって、『あの野菜がないと作れないな』という料理を再現したかったので、自分で作るようになりました」と話します。
カイラ君、鮮やかな赤紫色の「ビーツのサラダ」をいただきます。「甘味が強くておいしい!」と驚くカイラ君。そのおいしさの秘密は自家製の肥料にあるそう。
実は里山サポリでは、“だし”で全国的に有名な「久原本家」からアゴの削りカスを、野菜を卸しているレストランからはコーヒーかすや食材の残りといった“ゴミ”をもらって発酵させ、肥料にしているのです。循環型の農業で、元気な野菜が育っているんですね!
里山サポリでは、無人販売所「里山マルシェ」を毎週日曜午後1時から開催。また福岡県・篠栗町にある「欧風食堂オッタントット」では、同園の野菜を使った料理を提供しています。
里山サポリ
福岡県糟屋郡久山町大字猪野91
欧風食堂オッタントット
福岡県糟屋郡篠栗町尾仲38-31
※この記事は2020年の情報です。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。