よみがえる“和”の魅力 秘密にしたい古民家デートスポット~ふるさとWishうきは市~
朝の報道情報番組「アサデス。KBC」のふるさとWish特集は、福岡県うきは市へ。古い街並みが残る同市吉井町には、歴史を重ねた建物が数多く残っています。その伝統から新しい営みを作るプロジェクトが、今始まっています。
2棟の古民家ホテル 来春オープン
「すごく素敵な街並み・・」。リポーターのボビーが散策するのは、うきは市吉井町の「白壁の街並み」。江戸時代、豊後街道の宿場町として栄えた場所で、白壁の佇まいが当時の姿を彷彿とさせます。今、同町では、この古き良き建造物を街の活性化につなげる「古民家再生プロジェクト」が進行しています。
1918年に建てられた古民家「碓井家」は空き家になっていたところを改装し、全3部屋の古民家ホテルとして2021年3月のオープンを目指しています。「天井は当時のまま。磨いただけです」と、同プロジェクトを展開する株式会社NOTEの竹熊若菜さん。できるだけ手を加えず、当時のままにしているそう。先日行われた吉井町の古民家見学ツアーの参加者も「町の人の暮らしが垣間見えるところが良い」「地元の人ほど知らないんじゃないかな。宿泊施設として活用できて、活性化できるんじゃないかなと思いました」と、古民家に魅了された様子でした。
当時のものを活かしてリノベーション
ボビーが訪れた「堀江家住宅」も、来年3月に一棟貸しの古民家ホテルとしてオープンする予定。2階の寝室は、川のせせらぎや緑が目前に広がります。ボビーが注目したのは、味のある模様がついた格子窓。他にも障子用に作られた風景画ガラスなど、今ではあまり目にすることもなくなった貴重なものがそのまま活かされています。
この2つの古民家再生を支援する西日本シティ銀行の水町明 吉井支店店長は「古民家を活用して街を活性化させる素晴らしい事業だと思い、当行としても応援させていただいています」と話します。
看板のないフレンチレストラン
さて、堀井家住宅の隣にも一軒の古民家が。看板はありませんが、どうやらレストランのようです。のれんをくぐると、神屋浩シェフが迎えてくれました。こちらは約1年半前にオープンした「オテル ドゥ やまさき」。平日は福岡市内でレストランを営む神屋シェフが、週末だけ営業するフレンチレストランです。
ランチは2200円のコースから。すべてのコースに、地元産の野菜を使ったサラダとパンのビュッフェが付きます。「フランス料理店がこの地域はあまりないので、とても喜んでいただいています」と、地域の人たちにも愛されているようです。
次々と素敵に生まれ変わる古民家たち。新しい観光拠点となりそうなホテルの誕生が待ち遠しいですね♪
※この記事は2020年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。