西郷どん直筆の手紙が目の前に!歴史ロマン満載の太宰府幕末ツアー~ふるさとWish太宰府市~

街歩きにちょうどよい季節

2020年11月12日。晴れ渡る秋空のもと、太宰府天満宮で「太宰府幕末ツアー」(西日本シティ銀行主催)が開催されました。一般から募ったツアーメンバーは5人。中国や韓国からの留学生、社会人、筑紫女学園大学の学生と20代が中心です。福岡歴約20年、太宰府訪問数えきれずの記者(女40歳)も同行したのですが、もう言ってしまうとおもしろすぎました。正直侮ってました。すみません。

歴史の裏側を垣間見る

竹川教授の楽しい解説 どこに刻まれているか見つけてみてくださいね♪

ツアーは西鉄太宰府駅前からスタート。ガイド役は日本経済大学(福岡県太宰府市)の竹川克幸教授です。「この辺り一帯は全部旅館だったんですよ~」と太宰府天満宮の参道を歩きながら、楽しそうにトリビアを披露する竹川教授。「歴史は裏側も見ると面白いんですよ!」と、今度は参道途中の鳥居へ。そこには鳥居を寄贈した「伊藤伝右衛門」の文字が。私、何十回もここを通っているのに全然気づきませんでした!たった数十メートルで「へ~」って何回言ったでしょうか。いつも梅ヶ枝餅を食べ歩いているだけだった参道が、全然違う景色に見えてきます。

坂本龍馬が訪れたという延寿王院

一行は「延寿王院」の庭へ。「御神牛像」の奥にある大きな門と言ったらピンと来る方もいらっしゃるでしょうか。実はこちらに滞在していた三条実美ら”五卿”を坂本龍馬が訪ね、薩長同盟の許しをもらいに来たという記録が残っているそう。「太宰府は明治維新の策源地と言っても過言ではないと思っております」と案内してくださった太宰府天満宮権宮司の味酒安則さん。太宰府にもそんな幕末エピソードがあったのかと、ここでもびっくり。道真公のイメージが強すぎて、他の時代にこの地で何があったかなんて、考えたこともありませんでした。

味酒さんの横で今にも動き出しそうな麒麟像

さらに、太宰府天満宮の境内にある麒麟の像は「キリンビール」のマークのモデルになった(それだけではなく、キリンビールの発祥にも関わっていたとか)という逸話や、宝物殿に収められている菅原道真公が書いた書にまつわる「鳥」の話など、味酒さんのお話にただただ驚くばかり。

その後は竹川教授のプチ講義。嬉しいことに梅ヶ枝餅&お茶付きです。「(太宰府の)観光はお参りをして終わり、ということが多いけれど、ゆったり歩くことでいろんなものが見えてきます。それにおいしいものが付くとなおさら良い。だれかが“歴史に空白なし”と言っていますが、私はそれをもじって“歴史に空腹なし”とよく言っています(笑)」。

最大の驚きはツアーの最後に

手前の巻物が松屋に代々伝わる西郷隆盛の直筆の書 「お元気ですか?」のような感じで書かれているそう

太宰府天満宮で厳かな正式参拝を受けた後、向かったのは参道にある「梅園」と「松屋」。「松屋」では2階に上がらせていただいたのですが、そこにはいくつかの書が用意されていました。「これは西郷隆盛の、こちらは三条実美の直筆です」と、さらりと言う竹川教授。目を丸くする一行。ツアーのクライマックスはさっきの正式参拝だろうと思っていましたが、違いました。手を伸ばせば触れられる距離にある、あの西郷さんの手紙。なぜか、とてもドキドキしました。まさかこんなサプライズが待っているとは。。。最後まで驚きの連続で圧倒されっぱなしの3時間。松屋さんで梅ヶ枝餅を買って帰ったのは言うまでもありません。

当ツアーを主催した西日本シティ銀行太宰府連合店(太宰府支店・五条支店統括)の相良貴志支店長は、地域とのつながりが活かされたと話します。「銀行は、地域がどうしたら元気になるかを考えるのが仕事。これからも地元の人たちと一緒に、このようなツアーができたら」と熱く語る相良さん。

参加者の筑紫女学院大学3年・内海真緒さんと鬼塚成美さんは「背筋が伸びる思いでした」「今まで知らなかったことを知れて楽しい!」と目を輝かせていました。

濃密に楽しめた今回の企画は、少人数だからこそ実現できたことも多いそう。コロナ禍での新しいツーリズムの形になっていくかもしれませんね。

※この記事は2020年の情報です。

太宰府天満宮

住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1
電話番号:092-922-8225
営業時間:[ホット5] 麒麟像、梅実守、天開稲荷社奥の院

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