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美しい桜が浮かび上がる骨壺 独自の技法で人気の窯元~ふるさとWish大任町~
![蓋の裏にも桜が咲く骨壺](/up/content/9/212/d713ba8ec83a03d856603a8c343125c42fb92224.jpg)
福岡県・大任町の「城乃越焼 建窯(じょうのこしやき けんよう)」は、動植物をテーマとした立体的な絵柄が特徴の窯元です。
![ぷっくりと立体的な花びら](/up/content/9/212/bf9781579d27b702d6db6f7861547d0278860f51.jpg)
触ると凹凸があり、遠くからでも模様が浮かび上がるように見えます。同窯元の奥田建次さんは「デザインを入れようと思って筆で絵を描いていたのですがなかなかうまくいかず、何度も(絵具を)乗せるうちに立体的になりました。それを焼くといい雰囲気になったんです」とこの技法が生まれたエピソードを教えてくれました。道の駅おおとう桜街道のエントランスに展示されている、桜と紅葉を描いた陶板、陶壁も奥田さんの作品。その美しさで、訪れる人の目を楽しませています。
![城乃越焼 建窯の奥田建次さん](/up/content/9/212/742b52a53432c3486fea09835e8158c164019201.jpg)
中継で注目したのは、全面に絵柄が施された骨壺。なんと、蓋の裏にも桜が咲いています。なぜこのような華やかなものを作ろうと?「親父が亡くなって、最期に自分が作ったものに入れてあげたいと思って作り始めました」と奥田さん。オーダーメードも受け付けているそうですよ。
城乃越焼 建窯
福岡県田川郡大任町大字今任原538
※この記事は2020年の情報です(「Touch」12月15日放送)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。