ひたすら濃く、ファンキー!「羽釜豚骨 二代目けんのすけ」ふるさとWish 久山町 ~年間300杯! 豚骨戦士 福岡のラーメンを斬る!VOL.14~

ひと口目からガツンとくる!“特濃豚骨”を体感せよ

「羽釜豚骨 二代目けんのすけ」の味玉ラーメン。スープは濃厚濃密。卓上のニンニク醤油を少量入れるのもオススメ

※移転しました(2023.3追記)。

白い暖簾に書かれているのは“一杯入魂”“ラーメン”“ファンキー”の文字。入口に重厚な羽釜も飾られている。トリアス久山近くにある「羽釜豚骨 二代目けんのすけ 久山店」は、福岡でも屈指の濃度の高さを誇るド・豚骨店。より“濃い”“パンチの効いた”豚骨ラーメン好きに是非足を伸ばしてほしい名店である。

“一杯入魂”“ラーメン”“ファンキー”の暖簾に、真っ赤な看板が目を引く

「二代目けんのすけ」のラーメンは豚骨の荒々しさを程よく感じ、かつギトギトしないスープが持ち味。店主・北村和也さんの“男気”“破天荒っぷり”を表しているような特濃スープだ。店の発祥、北村さんの歩みがとても興味深い。

店主の北村和也さん。羽釜で炊く豚骨を混ぜ、旨味を絞り出す。 「“骨を炊き、カエシで味付けする”シンプルな豚骨ラーメンを追求したい」

「地元の先輩である初代けんのすけが、山王公園の花見客に出前をしていた通称“090ラーメン”が始まりです。私も初代を手伝うなかでラーメンにハマり、いつかは自分の店を持ちたいと。その後、新風や羽釜屋など名店で修業させていただき、2013年に先輩から『けんのすけ』を継承しました。感謝の気持ち、初心を忘れないためにも屋号を残し“二代目”と付けることに」と、振り返る北村さん。

店内に飾られたリカちゃんもファンキーだ!

北村さんはラッパーとしての顔ももち「090 CREW」としてライブ活動もしている(代表曲は「ラーメン ホルモン ファンキー」)。
ラーメン、曲作りとも、とにかく真っすぐ、ストイック。豚骨らしさ、どっしりとした重厚感を追求する。

屋号にも掲げるように、寸胴ではなく“羽釜”を使用。熱伝導がよく、理想的な対流を生む羽釜で豚のゲンコツ、背骨をガッツリ炊き込んでいく。煮込み時間の異なる2つのスープをブレンドする、いわゆる“呼び戻し”手法をとるが、特記すべきは生骨を、提供用の本釜にも次々に投入していくこと。豚骨は一度湯がきアク抜きをするのが一般的だが、羽釜の強い火力で臭みを飛ばすことでその工程をあえて省く。そうすることで高密度な豚骨らしさが立ち、かつ飲みやすいスープへと仕上がるという。

生骨を投入しながら煮込むスープは濃い茶色に。豚骨フレーバーが漂う

「常に羽釜内が循環し、骨を頻繁に投入していく方が味に深みが出ます。つまり、店が忙しい方がより美味しい。来てくださるお客様たちがスープを育ててくれているようなものですね」と北村さんは話す。

定番の豚骨ラーメンのほか、同じ濃厚スープをベースにした「スタミナ赤ラーメン」も人気が高い。

“骨を炊き、カエシ(醤油ダレ)で味付けする”。
奇をてらわず、ひたすらそれを突き詰める。

豚骨ラーメンの真随がここにある。

【羽釜豚骨 二代目けんのすけ 久山店】
住所:福岡県糟屋郡久山町山田1702-2
電話:092-976-3805
営業時間:11:00~22:00(LO21:30)
休み:不定
席数:25席
駐車場:13台

※この記事は2019年の情報です。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。

羽釜豚骨 二代目けんのすけ 久山店

住所:糟屋郡久山町山田1702-14
電話番号:092-976-3805
営業時間:11:00~22:00(LO21:30)
定休日:不定休

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