“プチプチ”の国内シェア№1企業 100種以上の商品 “破裂音3倍”に“プチプチの部屋”も!~ふるさとWish須恵町~
すさんだ心を癒してもくれる緩衝材「プチプチ」の国内シェア1位「川上産業」の製造工場が、福岡県・須恵町にあります。
創業54年。同社のコンセプトは「スベウケ」。客の要望は「スベ」て「ウケ」る、まず受ける、受けてから考える、という意味だそう。会社の思いを実現すべく、社長に直接提案できる目安箱「て~あん」を社内に設置。社員や取引先の要望を社長が直接受け取り、新たな商品開発につなげているといいます。現在、1年間に受けるオーダーメードはおよそ5000件。素材や強度が違うプチプチの仲間は、100種類以上に上ります。
遊び心も忘れません。1万分の1個の確率でハート型の“ラッキープチプチ”を入れたり、プチプチでアタッシュケースや名刺入れを作ったり。また酒瓶を包む「浮世絵ぷちぷち」、潰す専用に作られた破裂音3倍(!)という「プッチンスカット」など、ユニークな商品が開発されています。
プチプチ製の簡易個室も
さらに、コロナ禍で生まれたのが「プチルーム」。プチプチの板「プラバール」の壁を組み立てるとでき上がる簡易個室です。軽くて静音性があり、組み立て用の工具もいらないことから、災害時のプライベートスペースとしても注目されているといいます。さらに、ゲームをするために考えられた「GAMING BOOTH」も登場。漆黒のサイレント空間があっという間にできあがります。
最新の商品は「スパスパ」。プチプチは、はさみを使ってもなかなかカットしにくいのですが、「スパスパ」は、なんと素手できれいに割くことができます。同社の中村光孝さんによると「構想17年!ようやく製品化にたどり着いた」画期的なプチプチとのこと。実際、発売から半年でペイペイドーム3.5個を包める量が売れたといいます。ちなみに四角い気泡一つを「1スパ」という単位に認定。6スパ×4スパでSDカードが守れます。
同社のホームページから商品が購入できます。「川上産業 プチプチショップ」で検索を。
※この記事は2022年の情報です(「シリタカ!」3月7日放送、リポーター:カイラ)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。