弥山岳(ややまだけ)にある謎の巨大な木は一体!?~ふるさとWish桂川町~

弥山岳にある5本の巨大な木

今月から始まった「アサデス。KBC」の新企画「謎解き!ド・ローカルミステリー」。地域に眠る謎を徹底的に調査するというコーナーです!今回は桂川町の職員、坂本裕子さんから“毎日気になって仕方がない!”という謎が寄せられました。“探偵”となったボビーが桂川町役場に向かったところ、窓から見える弥山岳(ややまだけ)の斜面から5本の木が飛び出していることを確認。なぜ、飛び出ているのか。何の木なのか。坂本さんが解き明かしてもらいたいという今回の「謎」です。

他の木より突出している様子がわかる(弥山岳の上空から撮影)

そこで、ボビーが話を聞きに行ったのは「弥山岳を守る隊」の本城健次さん。本城さんは15年間、弥山岳を登っていて、この“謎の木”の存在を知っていました。連なる山々の中から、弥山岳を見つける目印にしているそうです。しかし、そんな本城さんも、木の正体は知りませんでした。本城さんも「何の木か確かめたい」と調査に同行することに・・・。

こうなったら、直接、木を見て確認するしかない―。ボビーは樹木医の森陽一さんに協力を依頼し、坂本さん、本城さんと共に、弥山岳に向かいます。“謎の木”があるのは標高377メートルの弥山岳を半分ほど登った場所。道なき道を歩くこと約20分・・・ついに“謎の木”がある場所へ到着!木の幹回りを測ると2メートル超えていて、その大きさを実感することができました。

米松(ベイマツ)と日本の松の“松ぼっくり”

さらに、ボビーが“謎の木”を調べていると、根本に転がる、ちょっと変わった形の“松ぼっくり”を発見。太い幹に、松ぼっくり。一体、何の木なのでしょうか―。樹木医の森さんの判定は―。「松は松でも松の種類が違います。これは米国産の松です。」なんと、木の正体はアメリカ産の松でした。「米松(ベイマツ)」は、日本の松よりも早く大きく育つため、高度成長期の1955年ごろに植樹されてきました。しかし、建築様式の変化により需要が減ったため、今では大変珍しい存在になったそう。「『なんで急にこんな木が!』って言うくらい成長が早い。またもっと大きくなると思う」と森さん。長年の謎が解けた、桂川町役場の坂本さんは「松かぁ・・・もっと珍しい木かなと」と一言。木の正体が身近な“松”の仲間であることに、少し物足りないような表情でしたが、アメリカ出身のボビーは「仲間やん!」と米松に親近感が湧いたようでした。


※この記事は2023年の情報です。「アサデス。KBC」(2023年4月11日放送、リポーター:ボビー)でお届けしました。

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