【福岡韓国通信】『韓庵(コリアン)』知る人ぞ知る!オンマの作る家庭料理を堪能!
心意気を感じるオンマの“ソンマッ”。ここでしか味わえない至福の時間。
韓国語で“엄마(オンマ)”は“母”、“손맛(ソンマッ)”を“手の味=おふくろの味”と言います。小笹の住宅街の中にある隠れ家な「韓庵(コリアン)」は、そんな韓国オンマのソンマッを思う存分楽しめる韓国料理店。
まずはヤンニョムチキンやチャプチェなどが並びます。韓庵のチャプチェは、黒ごしょうと胡麻油がしっかり効いたオトナの味で思わずお代わりしたくなるほど。
すると頃合いを見て。オンマが大きな手長ダコを手に持って登場。「もうすぐタコの時期も終わりだけど、今日は生きたままの立派なタコが手に入ったのよ〜!」と言いながら、メインの鍋に使うタコの足を韓国産の濃い胡麻油と塩の入った皿の上でチョキチョキと切ってくれます。最高のつまみに韓国焼酎を飲む手も止まりません。
そのあとサクッと香ばしく焼かれたサムギョプサルを楽しんでいると、マッコリと相性のいいチヂミも登場。マッコリ界のシャンパンと呼ばれる「福順都家(ポクスンドカ)」は、ぜひ一度お試しあれ。
そしていよいよメインが登場。生きたまま豪快に投入したタコ鍋は、豆もやしのシャキシャキ感&辛めのベースたれが絡まって悶絶するほどの美味さ。残ったベースにお焼きを投入し、胡麻油と韓国海苔で味を整えたポックンパ(焼き飯)もパーフェクトとしか言えません。
デザートに出てきたシナモンベースの蜜がたっぷりと入った熱々のホットックを食べる頃にはもう、次はいつ誰と来ようかで頭の中がいっぱいでした(笑)。
「韓庵」は、おまかせコース5500円のみ(4人以上で要事前予約・ドリンク代別途)。当日の仕入れ状況によって内容は変わります。
以前は飲み物やコップは持ち込みとクチコミで広まっていましたが、現在は各種アルコールやソフトドリンクもそろっていますので手ぶらでOK!
また同じ場所(お隣)に、’22年8月「ポチャ」(韓国語で屋台)という店をオープン。こちらは4人以下でアラカルトのオーダーも可能ですが、オンマ一人でどちらの料理も作っているので事前に電話でお問い合わせをお願いします。
■ 韓庵(コリアン)
住所 福岡市中央区小笹2-11-9
電話 092-522-1789
営業時間 18:30〜
定休日 不定休(要予約)