【いいづかブランド認定品】ひよこ、なんばんに続く新たな銘菓になるかも!?「飯塚マカロン」通称「ヅカロン」登場
2022年8月30日に開催された『いいづかブランド』認定審査会で、福岡県飯塚市の地域活性化に今後期待ができる8製品が選ばれました。
『いいづかブランド』(https://kbc.co.jp/wish/article/33725/)
1品目は「飯塚マカロンセット」通称「ヅカロン」を紹介!
どんなお店で「ヅカロン」が誕生したのか!?《ジモタイムズWish》スタッフが取材してきました。
「名菓ひよこ」や「なんばん往来」など、時代を超えて愛される銘菓発祥の地・飯塚市。かつて砂糖文化を広めた長﨑街道”シュガーロード”の宿場町として栄え、明治期の炭鉱発展とともに、さまざまなお菓子が生まれたまちです。
そんな飯塚市で、新たなスイーツの魅力を発信する『パティスリーエスポワール』が8年前にオープンしました。
飯塚市出身でオーナーシェフの深見広伸さんは、10年間『ホテルオークラ福岡』で腕を磨き上げた実力者。一流の味を地元に戻って広めたいと、日々奮闘しています。
『いいづかブランド』に認定されたのは「飯塚マカロン(通称ヅカロン)」(1個220円)。
マカロン作りで最も重要なメレンゲには、飯塚市の養鶏場『大村ファーム』の卵が使われています。メレンゲにアーモンドプードルなどを混ぜ合わせ、生地の固さを調整する”マカロナージュ”という工程が、プロでも難しいと言われているマカロン。しかし深見さんにとっては得意とするお菓子のひとつで、1日に約150個、多い日は300個以上作るんだそう。
味はバニラ、チョコレート、フランボワーズ、塩キャラメル、ピスタチオ、いちご、星野村抹茶、カシス、オレンジ、レモンの全10種類。
イチオシは、仕入れたカカオ豆から自社製造している”チョコレート”。
マカロンに挟まれたチョコレートは、生地になじむよう計算されており、噛んだ瞬間に生地とチョコが一体化。濃厚でくちどけが良く、すーっと口の中でなくなっていく感じ。ひとつ食べ終わった後、また食べたくなるのです。
見た目のかわいさと味で、ちょっと人と差がつく手土産になること間違いなさそうです。
※写真は「飯塚マカロンセット(5個入り)」(1350円)
深見さんは2023年5月に飯塚市で行われた将棋の名人戦で、藤井聡太八冠(当時は六冠)が対局中に食べた”勝負おやつ”を手掛けました。「一番スイーツを楽しみにしていました」という藤井八冠は、チョコレートの「ヅカロン」が乗った「コーヒーティラミス」を選んだそうです。「キレイすぎて食べるのがもったいない」と藤井八冠。ピリッと張り詰めた雰囲気の中、深見さんのスイーツには癒し効果があったかもしれないですね。
開店当初は、ホテル仕込みのスイーツをただ地元の人に食べて欲しかった深見さん。
「今は、飯塚市にある老舗のみそや地酒、筑豊の食材を使ったスイーツを開発して、全国、さらには世界に向けて発信していきたいです」と気持ちの変化を語ってくれました。
さらなる高みを目指し、「ヅカロン」に続く“シュガーロード”を代表するスイーツが、次々と生まれるかもしれません。
※「ヅカロン」は飯塚市のふるさと納税返礼品にもなっています。
『パティスリー エスポワール』
福岡県飯塚市川津639-5
0948-43-9343
10:00~19:00
月曜定休