
木工体験で自分だけの作品を!東峰村でモノづくり体験(東峰村)【ふるさとWish】

福岡県東峰村——春の陽ざしがやわらかく降り注ぐ「宝珠山駅」近くに、地域の木を生かしたあたたかみのある工房があります。その名も「東峰木工塾」。今回のリポートは、大久保美咲リポーターがこの工房を訪れ、國定直記さんと一緒に木の魅力を体験してきました!
■東峰村の木を使った、こだわりの木工製品
木の香りが漂う工房に一歩足を踏み入れると、山のように積まれた木材や、輪切りにされた竹がずらり。國定さんによると、ここではオーダーを受けて椅子や机、棚などを製作しているそうです。
「2年前と8年前に起きた水害が、針葉樹だけを植えた山が原因とも言われているんです」と國定さん。現在は、広葉樹を混ぜた森づくりに力を入れていて、東峰木工塾ではその間伐材を積極的に使っているとのこと。

■看板も“切り文字”も職人技でカタチに
案内された奥のスペースには、なんと4メートルもの巨大な木材が!これから看板に加工される予定だそう。さらに、図工室にあったような大型の「帯鋸(おびのこ)」という機械を使って作られた「蔵」の文字も披露。複雑な漢字も、國定さんの手にかかれば美しく切り出されていました。

■小石原焼の「飛びかんな」がモチーフに
机の上には、コースターやコップなど、おしゃれな木工小物がずらり。その中でも目を引いたのが、小石原焼でおなじみの「飛びかんな」模様が施されたコップ。持ちやすいフォルムと、舌触りの良さそうな薄い口当たりが魅力です。
さらに、バランスだけで宙に浮いて見えるオブジェや、ひねると“キュキュッ”と鳥の鳴き声を再現する「バードコール」など、大人も子どもも楽しめる作品がたくさん!

■最新技術で、手描きイラストを木に焼きこむ!
続いて、大久保リポーターが体験したのは「キーホルダー作り」。自ら描いた「うぐうぃっしゅ」をスマホで撮影し、レーザーで木に焼きつけていきます。レーザーが細かく動いて、少しずつ絵が木に浮かび上がる様子に感動!
「自分の絵がキーホルダーになると、すごく嬉しいですし、大切にしたくなりますよね」と大久保リポーターも笑顔。

■実用的でおしゃれ!レーザー彫刻の可能性
完成したキーホルダーのほか、コップやトレイ、なんとQRコードまで!「読めないものは作りません」と語る國定さんの自信が光ります。実用性とデザイン性を兼ね備えた作品は、お部屋に飾るだけでぐっとセンスが上がりそう。
木の温もりに触れながら、自分だけのオリジナル作品を作る体験。休日のプチトリップにぴったりなスポットです。
『東峰木工塾』
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字福井926-7
インスタグラム:https://www.instagram.com/toho_mokkou/
※営業時間などは変更される場合があります。事前にご確認ください。
※九州朝日放送 2025年4月17日「地元応援live Wish+」の放送内容です。