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KBCでは、10月20日から26日まで、性的マイノリティの当事者や、支援者であるアライの方々の想いや活動などを伝える「レインボーウィーク」プロジェクトを展開中しました。
今年のテーマは“違いを超えて、違いをチカラに”
わたしたちは、互いに等しく尊重し合えるような社会づくりの一助を目指します。
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福岡市でフォトスタジオを営むMOU(モウ)さんとTSUTOMU(ツトム)さんは、共にセクシャルマイノリティである同性カップル。鈴木友子さんファミリーとは、七五三の撮影をきっかけに交流がスタート。先日行われたMOUさんTSUTOMUさんの結婚式にも、家族で参列したそうです。
この日、スタジオに訪れた友子さんと「(友子さんから)学ばせてもらうことが多いわ」「嬉しいよね、知り合えて」と温かい笑顔で接する二人。友子さんも「マイノリティ同士として寄り添える部分がある」と感じていると話します。
■医療的ケア児の長男と「七五三の夢」
友子さんが自身を「マイノリティ」だと表現する背景には、長男・大惺(たいせい)さんの存在があります。
大惺さんは、日常的に痰の吸引が必要な医療的ケア児です。友子さんは七五三の写真を家族で撮影したいと願っていましたが、医療的ケア児に慣れていない場所で撮ることへの抵抗感と写真館への遠慮があり、当初はその夢を諦めかけていました。
そんな友子さんの家族が出会ったのが、MOUさんとTSUTOMUさんでした。彼らは、スタジオだけでなく、ロケーション撮影も積極的に提案。大惺さんの負担を最小限に抑えつつ、家族全員の素敵な笑顔を引き出してくれました。
「楽しい雰囲気で終始撮れました」と、友子さん。MOUさん、TSUTOMUさんの協力を得て、家族の未来への一歩となる、素晴らしい七五三の記念写真が完成しました。
■「みんな普通に生まれてきているだけ」
「障害を持っているからって、悪いことをしているわけではない。何も申し訳なく思う必要はないと思う」と、MOUさんは力強く語ります。彼の言葉は、友子さんだけでなく、同じような境遇にある多くの人々の心に響くでしょう。
友子さんは二人との出会いを通じて、「マイノリティの方たちも普通ですし、それ以外の方も普通。各々が普通に生まれてきているだけ」だと感じたと言います。
誰もが自分らしくあることを肯定し、他者を理解しようとする温かい交流は、それぞれが「自分らしく生きる力」を育む原動力となっています。MOUさんとTSUTOMUさん、そして友子さんファミリーの間に流れる優しい時間は、「みんな“普通”に生まれてきている」というメッセージとともに、互いを等しく尊重し合える社会への希望を示しています。
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※掲載内容は、変更される場合があります。事前にご確認ください。
※九州朝日放送 2025年10月3日「十人十色 〜虹色の人生〜」の放送内容です。
MOUさん&TSUTOMUさんのスタジオはこちら
『STUDIO FICTION』(福岡市中央区)
Instagram:@mou_tsutomu_studiofiction
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