丼を覆い尽くす、円盤状のごぼうの天ぷら。
器におさまらないスケールの大きさに、作り手の意気込みを感じます。
この「ごぼう天うどん」は、福岡を中心に東京など全国8店舗を展開している「大地のうどん」の定番メニューです。
サクサクの食感と、シコシコの麺が織りなすハーモニーがたまらない一杯・・・。
そんな福岡を代表するうどん店の1つ、「大地のうどん」が2026年1月、初の海外出店を果たしました。
場所は「香港」。金融街として知られ、世界中から人とモノが集まる、競争の激しい“美食の街”です。
香港の大角咀のショッピングモール内にオープンした初日。
店の前には、“福岡の味”を求める客が行列を作り、熱気が感じられる光景が広がっていました。
■ 総大将自ら香港店の運営を主導
「大地のうどんの博多店に香港からのお客さんがたくさん来ていたこともあり、挑戦することを決めました。香港の現地のお客様に食べてもらいたいです」
そう語るのは、大地のうどんの総大将、空慎吾さんです。
豊前裏打ち会で修行を積み、2005年、福岡市西区で大地のうどんを創業しました。
今回の香港発出店に際しては、空さん自ら香港の店舗に一時的に立ち、福岡の味を香港で振舞いました。
■名物の「ごぼう天うどん」(78香港ドル)
一番のこだわりは半透明で琥珀色に輝く麺と存在感のある天ぷらです。
「豊前裏打会」の特徴であるもちもちとした弾力の麺。その食感とのど越しは、ここ香港でも完全に再現されています。
注文を受けてから麺を茹で、天ぷらをあげて提供するスタイルは、日本とまったく同じ。
サクサクの天ぷらが、出汁のきいたスープを吸い上げて少しふやけた、あの食感と旨味は、香港のお客さんにも通用するのか―。
店内を見渡すと、スマホ片手に、うどんを口に運ぶお客さんの姿が、あちこちでみられました。
■ 香港限定「福岡を感じる」メニューと演出
定番メニューだけではなく、香港でしか食べられないメニューもありました。 それが、「博多明太子バター釜玉」(108香港ドル)です。
このうどんは、明太子とバターが入っているだけ・・・ではありません。 スタッフが取り出したのはうどん店には似つかわしくない「バーナー」です。
ゴーっという勢いのある炎が器に向けれた瞬間、
じゅわっとバターが溶け出し、香ばしい明太子の香りが漂います。
福岡のソウルフードが、香港流のエンターテインメントと融合して、さらに進化していました。
福岡で産声をあげ、その味をひたむきに磨いてきた「大地のうどん」。
言葉も文化も違う香港で、そんな“福岡の味”に笑顔を見せるお客さんたち。
慌ただしさの中に、スタッフの皆さんも手ごたえを感じている様子でした。
福岡から世界へ―。
今回の香港初出店は、その第一歩です。
【大地のうどん(Daichi no Udon / 大地烏冬專門店)】
■住所:Shop 146A, 1/F, Olympian City 2, 18 Hoi Ting Road, Tai Kok Tsui, Kowloon
(香港・大角咀 海庭道18號 奧海城二期1樓146A號舖)
■電話:+852-2328-6266
■時間:11:00~22:00
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