商店街の中に“旅館”!?あの名力士も訪れた、直方市にある老舗の和食ランチ
2019年04月01日
[ミツケタ!]
直方市にある古町商店街にやってきたのはカイラくん。
今回お伺いするのは、商店街の中にある「清徳(きよとく)」さんです。
看板に旅館とありますが、2000年に火災で建物が焼失してしまい、今は看板だけ残っています。
もともと江戸時代には“清水屋”という魚屋さんだったそうなのですが、長崎街道で人の往来が多いときに、旅館に変えられたということです。
現在は日本料理屋さんとして営業されています。
こちらの方が、女将の仮屋 朋子さんです。
江戸時代から続く260年の伝統がある老舗で、美空ひばりさんや、昭和の名力士・大鵬関も泊まりに来たそうです!
こちらの写真に写っている、朋子さんの曽祖母・菊さんの隣に座っているのが“第48代横綱・大鵬関”です。
そして大鵬関がお泊りになった際に、この言葉を残されたそうです。
「次に子どもが生まれたら、僕の月ふたつの朋の字を使って、「朋子」にしてください。」
というわけで、朋子さんの名付け親は大鵬関なんですね。すごいですね!
そして朋子さんが作られた日本料理がこちら。
彩の綺麗な桜の形をしたご飯だったり、菜の花、つくしなど…
このつくしのお料理が入っている器は、江戸時代から使われているんですよ。
他にも、蒸し豚や蒸し野菜、焼き筍などもあります。これらの野菜は全て、直方産なんです。直方は農産物が豊かなんですね。
そして、清徳ならではのお料理が“糠漬け”。
この糠漬けをつけた糠は、なんと江戸時代から続いている“伝統の糠”なんです!大鵬関もこの糠漬けを食べたということなんですよね。
一口頂いてみます。
風味が全然違って、歴史を感じる風味です!
直方が大好きで、あえて旅館の看板も残して、直方の歴史や魅力を伝えていっている朋子さん。
260年の伝統が息づく日本料理店を、この直方市でミツケタ!!
※この記事は2019年の情報です。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。