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中村哲さん

2019年12月05日

奥田 智子

細かい震えが止まらない…。 ペシャワール会現地代表、中村哲さんが ジャララバードで銃撃され、亡くなった。 2018年の記者会見で中村医師は、 アフガニスタンを襲った近年の大干ばつ、 洪水と乾燥、 それによる飢餓、内戦の激化、 家族を養うため農地を捨て銃を手にする国民、 危険地帯ゆえの情報の遮断などを あの独特の語り口で訴えた。 一方でペシャワール会は 現地に灌漑用水路を引き、 1万6000ヘクタールの農地を生み出し、 60万人の命を救った。 見渡す限り砂漠の写真と同ポジの緑のじゅうたん…。 奇跡でも何でもない。 中村医師の情熱と、 自らが操縦するショベルカーと、地元の民のつるはしがなしえた業だ。 なんという忍耐力、 なんという誠実さ、 なんという意志の強さ。 神が与えたもうた力としか思えない。 会見の最後に中村医師は、 これまでのペシャワール会の基金への感謝と、 今後20年の事業の継続意志を力強く語った。 一人のアゲハチョウ好きの少年が、 アポロチョウを追いかけてヒンズークシュをかけてゆく。 故郷福岡の山々を、 残してきた家族を、 ハンセン病診療所を、 難民キャンプを軽々と越えて、 白い頂から 笑顔の民、 緑のアフガンの地を見下ろしている。 母校、福岡高校の 100周年記念パネルディスカッションにも来ていただいた。 何度か単独インタビューを申し入れたが、 スケジュールの変更と警備の観点から かなわぬまま鬼籍に入られた。 一生の後悔となるだろう。