荒唐無稽だけど、なぜかリアリティが…映画「藁にもすがる獣たち」
2026年09月19日
[薫の日曜日もダイジョブよ!]
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原作は、江戸川乱歩賞作家・曽根圭介氏の2011年の同名小説(講談社)だから15年前だ。それを読んでいない自分が試写会に参加するのは失礼かと思ったが、これが逆に大正解。事前情報がまったくなかったから面白さ倍増だ。
物語が進むにつれて「この人物の運命は…」とか「今後の展開は…」などと予想したが、それらはことごとくハズれ、エンディングまで予測不能な展開が続く。
脚本を担当した小林靖子氏は「今回の映画化にあたり、原作者サイドから大きく変えてほしいとのオーダーをいただき逆にプレッシャーを感じた」とのことで、原作をお読みになった方も「あのシーンの文章がどんな風に映像化されているか…」という楽しみ方があるだろう。
予告編は「ネットカフェの客が置いていったボストンバッグを開けたらなんと1億円の現金が!」だが、それをめぐる単なるドタバタ劇ではない。
昔からよく言われる「悪銭身に付かず」とか、ある意味での「勧善懲悪」の物語だ。




