DeepでDopeな町案内！異色ラッパーがラップで紹介するおすすめスポット ～ふるさとWish那珂川市～

2019年９月17日（火）に放送されたKBCの情報番組「アサデス。」の人気コーナー「アサデス。旅行社」。リポーターのボビーは今回、2018年に念願の「町」から「市」へと変わったばかりの福岡県那珂川市を訪れました。多くの市民でにぎわう「中ノ島公園」にやってきたボビーを待っていたのは、那珂川市地域おこし協力隊の高岸 春幸さんでした。

那珂川市を愛する好青年が豹変！？

「今日は、那珂川市南畑地区の知る人ぞ知るスポットにご案内しようと思っています」と元気に挨拶をしてくれた好青年の高岸さん。自然あふれる那珂川市に惹かれ、2年前に山口から移住してきたそう。最初に紹介してくれたのは、その移住のきっかけにもなったというパワースポット「不入道の滝」です。高岸さんいわく、「仏や神様の世界で修行をする方が身を清めに来く場所」。900年以上の歴史を有し、真言宗の方だけが滝行を許されているといいます。しかも、その滝行をする姿は、撮影はおろか見ることさえも禁じられているという神聖な場所なのです。

「南畑に住む友達が紹介してくれて。悩んでいた時に“滝に打たれたらいいよ”と教えてもらい、ふんどしをつけて滝に打たれたことから、僕と南畑地区との関わりが強くなったんです」と高岸さんがこの不入道の滝を知ったきっかけを教えてくれました。

そんな高岸さんの話を聞きながら景色を眺めていたボビー。「ディープですね」とつぶやくと、ここで高岸さんが豹変！「DeepでDope（ドープ）なんです！」と言うと、急にラップを歌いだしたのです！！

♪祓（はら）いたまえ 清めたまえ　守りたまえ　幸（さきわ）えたまえ
ここが南畑エリアの　不入道の滝　心の芯　体の芯から　清められる
そんなDopeなスポットがここにある　来れば分かる 来ないと分からない
ここでまた　１からスタート　ここから南畑の旅が始まる　ボビーさ～ん

それを見たボビーは驚きつつも、「ラッパーなんですね…。景色だけで充分だったけど、楽しくなってきた！」と、ノリノリに。

「MC暴士」としても地域に貢献

実は高岸さん、素の顔は那珂川市地域おこし協力隊ですが、もう１つの顔は那珂川市の魅力を、ラップを通してPRしている“MC暴士（ぼし）”というラッパーだったのです。敬老の日のイベントをはじめ、市のさまざまなイベントに参加するなど、精力的に活動しています。高岸さんのラップは決まった歌詞がある訳ではなく、その日発見した那珂川市の魅力を即興ラップで歌うのが特徴です。

「ヒップホップの概念をイメージしながら人と話をして、“この人の良いところは何だろう”“この場所の素晴らしいところは何だろう”というのを少しずつ探していったり、教えていただいたりしているんです」と高岸さん。そうして知り得た那珂川市の魅力を、ラップという形でさまざまな人に伝えているのですね。

さて、高岸さんがラッパーだったという衝撃的な事実で忘れかけていましたが、今回の目的は南畑地区の知る人ぞ知るスポットを紹介すること。次に高岸さんが案内してくれたのは「筑紫耶馬渓」です。巨大な岩がごろごろ転がっている渓谷で、暑い時季には涼みに、秋になると幻想的な紅葉を見に、地元の人が訪れている場所だそう。

「このあたりは、那珂川の上流にあたる場所。博多の水源になる重要な川ということで、汚れないように住民が自然を守っているんです」と高岸さん、しっかりと魅力を紹介してくれたと思ったら…ここでもラップが！

♪今日はボビーさんと　南畑の隠れスポットを　あちらこちら　こちら　出現している僕ら ありがとうございます

と、ここで終わるかと思いきやボビーも参戦！固い握手を交わしながら「♪MC暴士、ボビー・ジュード　南畑2019」と締め、二人できめポーズ！ここで、VTRも終了しました。

高岸さんのインパクト大なラップに驚きすぎて固まるスタジオメンバーでしたが、「降りてきた言葉を発言するという即興ラップを通して、高岸さんは若い年代の人とも触れ合う機会が増えたそうです。一見ふざけているように見えるかもしれませんが、那珂川市にどうやったら興味を持ってもらえるかというのを真面目に考えて取り組んでいるんです」とボビーが説明を加えてくれ、一同納得。確かに、“ラップ”という手段であれば、普段届かない相手にも様々な情報が伝わる可能性が広がりそうです。

♪秋の気配を感じつつ　まだ暑い日々続く今日この頃　今度の休日ドライブ　マイナスイオンにダイブ！

■不入道(ふにゅうどう)の滝
住所：福岡県那珂川市不入道188-3

■筑紫耶馬渓
住所：福岡県那珂川市市ノ瀬

※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。