真冬の海水浴場で練習!全国トップレベルのビーチサッカーチーム「ドルソーレ行橋」 ~ふるさとWish行橋市~

日が落ちてから練習を始めるドルソーレ行橋の選手たち

県東部に位置する福岡県行橋市は、人口約7万3千人。北九州市のベッドタウンとしても、人気のエリアです。2月18日(火)放送、KBC朝の人気番組「アサデス。KBC」の「アサデス。旅行社」で、リポーターのボビーが向かったのは同市の長井浜海水浴場。ここに「地域に愛される集団がいる」という情報が寄せられたのです。

午後7時過ぎ。日もとっくに沈んだ真冬の寒~い砂浜で、ボールを蹴っている人たちを発見!彼らこそ、ビーチサッカーチーム「ドルソーレ行橋」。華麗なボールさばきで、パスを回しています。

ビーチサッカーの特徴は、球を浮かせる足技から始まるアクロバティックなプレー。ビーチの地形が不規則なため、ドリブルではなく、ボールを浮かせて攻め込むことが多いスポーツです。

なかなかボールが足につかないボビー

プレーを見ていたボビーも、裸足でスタンバイ完了!いざ挑戦しますが「ボールだけでなく、足元も安定しない!足がとられそう」と、なかなか思うようにボールを操れない様子です。

見かねた代表の岡本英雄さんから、ビーチサッカーならではの技を教えてもらうことに。その名も「スコップ」。ボールの下に足の甲をくぐらせ、そのまますくい上げるという技術です。この技を習得すれば、自分でパスを上げてオーバーヘッドキックできちゃうとか!ポイントは、ボールを真上に蹴り上げること。初心者のボビーはなかなかできません。見た目は簡単そうですが、実は習得に3か月かかる人もいるほどの、難しい技なんだそう。なるほど、この日初めて挑戦したボビーができないはずです。

しかし、2時間の練習を体験したボビーは、すっかりチームに溶け込んだ様子。「楽しくやっている感じ。みなさんのキャラ(が愛される理由だと思う)」と、チームの印象を話します。

ビーチサッカーの国内3大タイトルを総ナメ

チーム発足から10年。2015年には、国内3大タイトルを全制覇する輝かしい実績を持つドルソーレなのですが、ビーチサッカーだけでは食べていけないという現実があります。そこで岡本さんらは、選手の生活を安定させるため、マットや掃除用品をリースする会社を立ち上げました。「うちの理念は“仕事、練習、地域貢献”。選手を雇用して、昼間は17時半まで働いて、毎日夜7時から9時まで練習しています」と岡本さん。3年前に加入した前田陸選手も、同社で働く一人。「お客様から仕事の話はあまりされませんね。どちらかというとビーチサッカーの話になって『頑張ってね!』と言われる。そういう声が聞けるのがうれしい」。

世界の“ドルソーレ行橋”に!

地元住民と一緒に長井浜の清掃活動を行うなど、地元に溶け込んでいるドルソーレの選手たち。練習場所となっている長井浜は「行橋の宝なので活かすべき!」と熱く語る岡本さんは、「“ビーチサッカーは行橋のドルソーレ”だと、世界中に広げていきたいと思っています!」と大きな夢を抱いています。“世界のドルソーレ”になる日も近いかもしれませんね!


■ドルソーレ行橋
福岡県行橋市南大橋5-5-13
https://www.dorsole.com/
☎0930-24-4025
ドルソーレ行橋では、見学大歓迎。基本的に火曜以外は、午後7時~9時まで練習しています。

※この記事は2020年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。


長井浜海水浴場

住所:長井浜海水浴場
電話番号:0930-24-4025

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