銀座から福岡の東端へ移住した凄腕ピッツェリア職人が作るレモンピザ~ふるさとWish上毛町~

福岡県の東端に位置する上毛町は、年間を通して雨が少なく、穏やかな瀬戸内式気候。そして山間部以外は、概ねなだらかな土地が広がります。この自然条件が、レモンを栽培するのにとても適しているのです。

丸ごと食べられるレモン 完熟後に収穫するから“甘い”!

「フィエロ」のピッツァイオーロ・吉武さん(左)と上田恵子リポーター

「上毛町は5、6年前から『こうげレモン』の栽培に取り組み始めましたが、昨年やっと実が成りだしたそうです。生産者さんが頑張ってくれて、(有機栽培だから)皮ごと食べられるレモンを作ってくれています」と、道の駅しんよしとみ内「ピッツェリア フィエロ」のピッツァイオーロ(ピザ職人)・吉武紀英さん。スタジオのパーソナリティーのところにも、こうげレモンが届いていました。「でかいっ!ミカンのようないい香りがします」「つやっつやで色も濃い!」と、見た目や香りの違いにびっくり。木の上でぎりぎりまで完熟させた後に収穫するので、甘く香り高いのが特徴。「このレモン、そのまま食べたんですが、ひと口噛んだ瞬間“芳醇”だと思いました!」と上田リポーターも力説します。

そのレモンをたっぷり使ったピッツァ「フィエロ」は、ぜひとも食べてもらいたい一品。本場ナポリ製の薪窯で焼かれたピザは、外カリッ、中はふっくら。地元産の野菜がたっぷりのっかり、削られたレモンの皮が彩りを添えます。「運ばれた瞬間に爽やかな香りが!今まで味わったことがないピザです!」と感動しきりな上田リポーター。レモンは皮だけなのに、すごい存在感なのですね。吉武さんも「ものすごくおいしいチーズと、ものすごくおいしい生地と、ものすごくおいしい野菜を味わってもらう。江戸前寿司に通じるような、潔いピザを目指しています」と話します。

日本屈指のピザ職人が移住

旬を味わって!

実は吉武さん、4年前まで東京・銀座の超有名店で統括ピッツァイオーロとして活躍していた凄腕職人。上毛町からスカウトされ、レモンや野菜のおいしさと町そのものに惹かれて移住したそう。銀座時代のお客様が、1000㎞離れた上毛町に来ることもあるといいます。

吉武さんを決断させたものとは?「この場所なら、白紙の状態から作り上げられると思ったんです。自分がどこまでできるかを試せる、その楽しさは何物にも代えがたい。(私の料理を食べに)上毛町まで来てもらえるとおもしろいなぁと思っています。おいしいピッツェリアはどこにでもあるけれど、このピザは上毛町でしか食べられない。土地が生んだピザなんです」と熱く語る吉武さんでした。

レモンの旬は、まさに今。絶品中の絶品を食べられるこの機会、逃さない手はありません!

ちなみに、スタジオで大好評だった「レモンビネガーソーダ」はフィエロでいただけます。同道の駅で購入できる「れもん美人」とサイダーで、自宅で作ることもできますよ♪

ピッツェリア フィエロ(PIZZERIA FIERO)
福岡県築上郡上毛町大字大ノ瀬304-1
☎080-3982-7077
10:30~18:30
木曜定休

※この記事は2020年の情報です(「小林徹夫のアサデス。ラジオ」3月9日放送、リポーター:上田恵子)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。


道の駅しんよしとみ

住所:築上郡上毛町大ノ瀬304-1
電話番号:0979-84-7077
営業時間:上毛町の特産物販売、地元食材ピザ・レストランもある

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