目指せ!オリンピック&パラリンピック 双子の小学生アスリート~ふるさとWish吉富町~

世界を目指す双子のアスリート・和氣佳汰君(手前)と幹太君(奥)

「夢は、パラリンピックの車いすマラソンで金メダルをとること!」

福岡県・吉富町の小学4年生・和氣佳汰君は、車いすマラソンでパラリンピックを目指す小学生アスリート。小さな胸に秘めた大きな目標を話してくれました!

相棒は双子の弟

ちょっと照れくさそうにインタビューに応えてくれた(手前は岡部来亜リポーター)

佳汰君は生まれつき脳性まひがあり、足が不自由なため、普段は杖や車いすを使って生活しています。車いすマラソンとの出会いは、佳汰君が5歳のとき。自分に何ができるかなと思って、パソコンで調べたといいます。「(車いすマラソンを)やってみたら、『風が気持ちいい!』って思って!これからもやってみたくなって始めました!」。

練習には、いつも寄り添う相棒がいます。双子の弟・幹太君です。幹太君は自転車で佳汰君に伴走。走っている途中、幹太君は方向を伝えたり、「車がいるよ!」と危険を知らせたり、「がんばれ!」と励ましの声を掛けます。「助けがあるのでやりやすい」と、息もぴったりの様子。

車いすマラソンは、陸上用の車いすで42.195キロを走る競技。通常の車いすの前方に、もう一つ車輪が付いた「レーサー」という競技用の車いすを使います。腕の力だけで車輪を回すため、腕力は重要。そのため、グラウンドでの練習の他、週3、4回水泳にも通っているといいます。その成果は「とても腕が太いんですよ!」と岡部リポーターも驚くほど。佳汰君が通う小学校の校長先生も、「佳汰君の頑張りは、全校生徒にとってすごく刺激になっています」と話します。


普段は無邪気でポケモン好きな小学4年生

10月4日(日)には、平和台陸上競技場(福岡市)で記録会に参加する予定。目標は「200メートル1分を切ること!」と、とてもはっきりしています。

実は幹太君も、水泳でオリンピックを目指しているそう。

世界の舞台で和氣兄弟が活躍する日が楽しみです!

※この記事は2020年の情報です(「PAO~N」8月26日放送、リポーター:岡部来亜【アイタガール】)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。

吉富小学校

住所:吉富小学校

MAP

エリア 気になるエリアの厳選情報をチェック!

もっと見る

ランキング 最旬の注目記事ランキングをチェック!