人形作りと腹話術の二刀流 公演続け40年~ふるさとWish水巻町~
”春風河馬(かば)”こと山田清澄さんは、生まれも育ちも福岡県遠賀郡水巻町。29歳のとき、腹話術の魅力に引き込まれ、保育園や福祉施設でのボランティア公演を続けて40年余り。斜めにかぶった帽子にジャケット。大好きな寅さんの衣装を身に着け、”フーテンのかばおじさん”として地域の人たちに親しまれています。
山田さんの事務所兼工房には、カッパのカンちゃんやブタのトンちゃんなど、ユーモラスなキャラクターたちがずらり。これらはすべて山田さんの手作りなのだとか。腹話術の人形作家はとても珍しく、全国から制作やメンテナンスの依頼が来るそう。中には、テレビドラマに出演した人形もいるといいます。
コロナ禍で公演はすべて中止に
製鉄マン時代は腹話術師の公演と仕事を両立し、定年退職後は年間100回以上の公演依頼が来るまでになった山田さん。しかし、このコロナ禍で公演回数は0になってしまいました。「公演はなくても、人形作りは続けています」と山田さんが紹介してくれたのは、最新作の男の子。その名も「カイラ君(仮)」。この子がなかなかのキャラクターで、初対面の長岡大雅アナウンサーに「太り気味―」とディスリを飛ばしちゃうなんて場面も。実際の公演では、子どもたちにはもちろん、一緒に来ている親世代にも大人気だそう。またすぐに、皆さんの前で相棒と一緒に、息ぴったりの掛け合いを見せてくれることでしょう。
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※この記事は2021年の情報です(「シリタカ!」10月18日放送、リポーター:カイラ)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。