まちをあげて伝統を継承 美しい夕焼け色の「茜染」~ふるさとWish飯塚市~

日本古来の「茜色」

福岡県飯塚市筑穂地区の伝統文化「筑前茜染(あかねぞめ)」。アカネ草という植物の根を使って布を染める伝統技法で、幕末に国内で初めて日の丸を染める際に使われたとされています。

美しい夕焼けのような鮮やかさが特徴。同市の飯塚片島交流センターでは、近隣の小学生を対象に、茜染の体験教室を開いたり、小学校にアカネ草の植え付けを行ったりしているそう。センター長の今福裕子さんは「子どもたちはとても楽しく、うれしそうに取り組んでいます」と話します。

アカネ草の根を使う こちらは4年間乾燥させたもの

模様を付ける「絞り染め」にはさまざまな方法がありますが、中継では木の棒で折り畳んだ生地を挟む「板絞り」を筑前茜染協議会の谷忠廣さんが披露。染料から取り出して生地を広げると、はっきりとしたひし形模様が浮かび上がりました!慣れていれば同じ仕上がりになるのかと思いきや、「大体は分かりますが、実際にほどいてみるまではハラハラドキドキ。同じような柄はなかなかできません」と谷さん。自分で染め上げた世界で一つだけの茜染は、愛着が湧くことでしょう。

茜染めの体験教室が2月18日(金)、23日(水)午前10時~に予定されています。場所は同市のサンビレッジ茜。※実施は新型コロナウイルスの状況によって判断。詳細は下記に問い合わせを。

飯塚市筑前茜染協議会事務局(飯塚市役所特産品振興・ふるさと応援課内)
0948-22-5500

※この記事は2022年の情報はです(「アサデス。7」1月26日放送、リポーター:篠﨑麻由子【アイタガール】)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。

飯塚市役所

住所:福岡県飯塚市新立岩5−5

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