“願いが叶う石”!? 断崖絶壁の先には息を呑む絶景が!~ふるさとWish東峰村~
福岡県で唯一“平成の名水百選”に選ばれている東峰村の「岩屋湧水」。良質な水が30リットル100円で手に入るとあって、多くの人でにぎわう観光スポットのひとつです。この日も久留米や飯塚から、水を汲みに訪れる人の姿が見られました。岩屋湧水は軟水で、まろやかな口当たりが特徴。料理に使うとおいしく仕上がるそうですよ♪
岩屋湧水入りのボトルを持って、リポーターのボビーが向かったのは岩屋神社。「東峰村ツーリズム協会」会長である小野豊徳さんに、国重要文化財でもある岩屋神社本殿を案内してもらいます。岩屋神社には「宝珠石」という石が祭られており、なんと“願いが叶う石”と言われているそう!参道は深い緑に覆われ、とても神秘的です。長い石段を登り、10分ほどで岩屋神社本殿に到着した小野さんとボビー。本殿は大岩のくぼみを利用して造られており、まるで岩と本殿がひと繋ぎになっているようです。御神体である「宝珠石」は、藁のようなものに覆われています。”見ると目が見えなくなる”という言い伝えがあり、「宝珠石」そのものを目にした人はいないとか・・・。
さらに山頂へ。一歩足を踏み外せば、崖下に落ちてしまいそうな、まさに“断崖絶壁”の小道を進んでいくボビー。岩壁は鎖を使わなければ進めないほど!最後に幅1メートルもない尾根を進むと、そこには、息を呑むほどの大絶景が広がっています。「美しい村、東峰村の宝ですよ」と小野さんは語ります。
山頂からは、日本棚田百選にも選ばれている「竹の棚田」も見ることができます。その棚田米を原材料にバウムクーヘンを作る「東峰村自然菓子工房 Gourmand lab」が、2022年5月にオープンしました。専用のオーブンを使い、1時間かけて丁寧にじっくりと焼き上げたバウムクーヘン。工房内は甘い香りに包まれています。焼き立てを8分以内に食べるのが一番おいしいということで、今回特別に、その焼き立てをカットして試食したボビー。「おいしい!米粉って言われないと分からないくらいのしっとり感です」と驚きます。香りが高く、甘みのある東峰村の棚田米。さらに通常の8倍細かく製粉することで、パサつかずしっとりとした食感に仕上がるそう。「東峰村自然菓子工房 Gourmand lab」オーナーの森山生子さんは同村出身。名物になる土産物を作りたいという気持ちから、棚田米を使ったバウムクーヘンが生まれました。「(東峰村は)小石原焼は有名だけど、その他のものはまだ注目を集めていない」と話す森山さん。きっとバウムクーヘンをきっかけに、東峰村の注目度もさらに高まる予感がします。
同工房は岩屋湧水から車でおよそ2分の場所にあり、金・土・日曜日のみ営業しています。ぜひ訪れてみてくださいね!
岩屋湧水
福岡県東峰村大字宝珠山4031-5 JR筑前岩屋駅横
岩屋神社本殿
福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山字竹
東峰村自然菓子工房 Gourmand lab
福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山字古庄屋3100番地 棚田親水公園交流センター内
0946-23-8808
金・土・日曜日のみ営業
※この記事は2022年の情報です(「アサデス。KBC」10月25日放送、リポーター:ボビー)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。