九州に1台の車両も!日本赤十字社福岡県支部の拠点を公開!KBCみんなで防災ウィーク

日本赤十字社福岡支部総務課の白石朋子さん(右)、深川優月リポーター(左)

福岡市南区大楠にある日本赤十字病院。その隣にある日本赤十字社福岡県支部には被災者に渡す救援物資や被災地で活動するための資機材を備えている救護倉庫があります。

備蓄倉庫にある緊急セット

「毛布」「安眠セット」「緊急セット」と書かれた多くの段ボールがずらりと積み上げられています。「緊急セット」にはガーゼやばんそうこうなどの衛生用品や、携帯ラジオや懐中電灯、軍手、タオルなど被災された方が避難所で過ごす際にあると便利なものが揃っています。「安眠セット」にはキャンピングマットや空気を入れて使うエアー枕、耳栓など、その名の通り避難所で少しでも安眠できるようなグッズが入っていました。

救護倉庫にある「職種章」

深川リポーターが気になったのは「医師」「薬剤師」「助産師」など職種が記された腕章。職種ごとに色も分かれています。これらの腕章は「職種章」と言い、災害対応に従事する様々な職種の人々を誰が見ても一目で分かるようにするためのもの。他にも簡易ベッドや担架など、被災地で活動するためさまざまな種類の資機材が準備されていました。

現地災害対策本部車両の内部

また日本赤十字社福岡支部には九州に1台しかない「現地災害対策本部車両」もあります。災害時に現地の建物が被災し使用できない場合などに、この車両自体を災害対策本部にして情報収集等にあたります。車両内には3人ほど寝ることができるベッドなどもあり、長期にわたる活動にも対応できるようになっています。

今年1月に発生した能登半島地震では福岡県支部からも救護班を派遣。また、平時から命と健康を守るためにさまざまな講習も行っています。日本赤十字社福岡支部総務課の白石朋子さんは「私たちの活動は皆さまのご寄付によって支えられています。私たちのこのような活動に対してご理解をいただき、ご協力のほどよろしくお願いします」と呼び掛けます。


日本赤十字社福岡県支部
092-523-1173

※この情報は、お昼の情報番組「Wish+(プラス)」(2024年5月30日放送、アイタカーリポーター:深川 優月)でお届けしました。

エリア 気になるエリアの厳選情報をチェック!

もっと見る

ランキング 最旬の注目記事ランキングをチェック!