【レインボーWeek】笑顔が大好き!男性カップルが運営するフォトスタジオ 「Studio Fiction」―「自分らしく」生きられる世の中を見てみたい―

【MOUさん】カメラマン/福岡県出身/福岡市在住/48歳
子どもの頃から自認した男性同性愛の当事者。
ヘアメイクアーティストの吉田努さんと2人でフォトスタジオ「Studio Fiction」を運営している。

「撮影の準備や写真の編集・整理などの仕事を行い、”撮影までの時間にどれだけコミュニケーションを取るか”ということを非常に心掛けています。
お客さんからは『自然な笑顔が出せた』とよく言っていただきます」

若い頃から何かで表現することを多くやってきたMOUさんは、ヘアメイクアーティストであり、パートナーでもある吉田努さんとフォトスタジオを始めました。

「努くんは家族であり、恋人であり、ビジネスパートナーであり、親友でもあり―。いろんなものをまとめた存在です」

自然が大好きな2人は、週に1・2回はドライブをしています。阿蘇や糸島が好きだそう。

「いろんな経験をすることで、好きや嫌いが分かってくる。『経験』が自分らしさを見つける方法の1つだと思います」とMOUさんは話します。

社会には多くのLGBTQ+当事者の方がいるのを知ってもらえればと思い、プライベートだけではなくスタジオを利用する人にも、2人はLGBTQ+当事者であることをオープンにしています。

「メディアに出られている方の中には、喋り方やビジュアルが少しオーバーな方もいらっしゃいますが、僕たちのように見た目も喋り方も普通な人たちも多くいるということを知ってもらいたい。また、LGBTQ+がそんなに特別でないことを知ってもらいたいです」

撮影の最後には、必ず記念写真を撮るそう
「笑顔の瞬間がすごく好きで、見るとパワーをもらえるんです」

―MOUさんから読者へのメッセージ 

もしご自身の子どもがLGBTQ+当事者だった場合は、子育てが原因でそうなったわけではありません。また、周りに当事者がいた場合は、どう振る舞ったら良いかを考えていただききたいです。

そこには明確な答えはありませんが、それぞれが”考える”ということがとても大事だと思います。

それぞれの人が”らしく”生きられる世の中ってとても素敵じゃないですか?
そういう世の中を僕は生きているうちに見てみたいです。

※この記事は2024年10月30日「アサデス。KBC」の放送内容です。
※セクシュアリティについての記載は、当事者ご本人の承諾済みです。

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