【ニューオープン】うきは唯一の酒蔵「いそのさわ」とイタリアンの巨匠が打ち出す“水”が命のレストラン『CASA CUOMO CAFE UKIHA ISONOSAWA』(うきは市)

2024年12月、福岡県うきは市に、近いうちに必ずうきはのランドマークとなるであろうイタリアンレストランが誕生しました。

『CASA CUOMO CAFE UKIHA ISONOSAWA(カーサクオモカフェうきは・いそのさわ)』。

“CASA”はイタリア語で“家”の意味。そして“クオモ”といえば、そう、日本にナポリピッツァを広めたイタリアンの巨匠、サルバトーレ・クオモさん(写真左)。ここは、うきは唯一の酒蔵「いそのさわ」の代表取締役中川次郎(写真右)さんと、クオモさんがタッグを組んで実現したお店です。

クオモさんは2021年より大分県日田市に拠点を構え、地元食材、特に市場に出回らない“規格外”の農作物を使用した商品開発に取り組んでいます。また、日田市と隣接したうきは市は、全国でも珍しく地下水だけで生活用水をまかなっているまち。「いそのさわ」は創業以来130余年、蔵の井戸から湧き出る阿蘇の伏流水を使って酒造りを続けてきました。「うちの“お冷や”は抜群においしいんですよ」と中川さんは笑います。

昨年、日本酒や“発酵”に興味があったクオモさんが「いそのさわ」を視察に訪れ、そのおいしい水と美味い酒、美しいロケーションに惚れ込んだそう。とんとん拍子に話は進み、出会って3カ月後には店をオープンしたといいます。

クオモさん「料理は水が命。本当に奥が深い。ここの水も酒も建物も敷地も、周りで採れる野菜や果物も素晴らしい。こんなにワクワクする場所は、なかなかないですよ。」
中川さん「日本酒も料理も、水が一番大切。『いそのさわ』には良質な地下水がある。それに加えて、蔵の中に建つ築130年の古民家を、サウナ付きの宿と食堂へとリノベーションしていましたが、酒・食・泊を、更に楽しむ魅力的な場所にできないかと思っていたところ。クオモさんとのコラボは願ってもない機会でした」

看板メニューは『スモークチーズバーガー』(1700円)。運ばれてきた日田杉の箱を開けると、いい香りのスモークと共に、肉とチーズが食欲をそそる男前なバーガーが姿を現します。厳選した国産牛を100%使用したパティは肉本来の旨味と甘み、炭火の香ばしさをしっかり感じられ、スペルト小麦配合の自家製バンズとの相性も◎。心躍るアトラクションで始まり、食べ終わるのが悲しくさえなるハンバーガーです。

そして外せないのは、やっぱり『マルゲリータ』(1900円)!北海道産の小麦粉をブレンドしたピッツァ生地、うきは産のトマトと「いそのさわ」の日本酒を使ったトマトソース、水牛のモッツァレッラチーズにバジル。新鮮さが分かるトマトソースはもちろんですが、生地が本当においしい!耳を残す、なんて人は皆無でしょう。

料理に合わせるのは、「いそのさわ」の代名詞となった『駿』。食中酒として楽しんでもらいたいという思いから福岡で一番経験が長い杜氏の手によって作られたこのお酒は、すっきりとした爽やかな後口でとても飲みやすいと評判。『CASA CUOMO CAFE UKIHA ISONOSAWA』のさまざまな料理にも使われています。

デザートのおすすめは、その「駿」を使った「酒カラメル風味のパンナコッタ」(600円)。日本酒とカラメルがこんなに相性がいいのか!と驚く一品。ドライバーやアルコールが飲めない人は食べることができないのでご注意を!この日はあいにく運転しなければいけなかったので、『ティラミス』(800円)を。苦みがきいていて濃厚でクリーミー。運ばれてきたときは「食べられるか…」と一瞬心配になりましたが、あっという間になくなりました(笑)。地元の果物をたっぷり使ったジェラートも人気です!

クオモさん「日本酒と料理のマリアージュは、絶対に海外の旅行客に喜ばれるでしょう。さらにそれを今度は他の国に広められたら、と計画しています」
中川さん「これからもっと楽しくなりますよ」

『CASA CUOMO CAFE UKIHA ISONOSAWA』の今後の展開に注目です!


『CASA CUOMO CAFE UKIHA ISONOSAWA』
福岡県うきは市浮羽町西隈上2-4(酒蔵いそのさわ構内)
070-2297-3680
11:30~20:00(L.O.19:30)
不定休
https://casacuomo.jp/

URL:https://casacuomo.jp/

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