福岡の港にひっそりオープンした癒やしカフェ「yolch」(福岡市中央区)【まち歩き】

■名前に込められた思いと空間
2025年4月、福岡の港町に、ひっそりとオープンしたカフェ「yolch(ヨルチ)」。
店名は「YOLO(You Only Live Once=人生は一度きり)」に、「Choose(選ぶ)」「Chill(くつろぐ)」を組み合わせた造語で、このお店を選んでくれた人々の癒やしの場所になれたらという想いが込められています。
お店は、静かな通りに位置しており、にぎやかさから少し離れた穏やかな立地です。店内は落ち着いた雰囲気で、ひとりでゆっくり過ごすのにも、誰かとの会話を楽しむのにもぴったり。
時間の流れがゆるやかに感じられる空間で、食事やコーヒー、そして日常のひとときを心地よく楽しむことができます。

■“お皿で味わうパフェ”という体験
この日著者がいただいたのは、「季節のプレート」(¥1490税込)。柑橘を主役に、タルトやアイスクリーム、ジュレなどを重ねたプレートは、まるで“お皿で食べるパフェ”のよう。
味の重なり、温度差、食感の違い。ひと口ごとに新しい驚きがありながらも、すべてが絶妙なバランスで調和しており、軽やかで朝からでも心地よくいただける一皿です。
この「季節のプレート」は、今後も旬のフルーツや素材に合わせて内容が変わっていく予定とのこと。
違う季節にまた訪れて、新たな味に出会うのが楽しみになる、そんな魅力的なメニューです。

■糸島のコーヒー豆で仕立てた「ヨルチブレンド」
一緒に楽しんだのは、オリジナルの「ヨルチブレンド」(¥550税込)。
糸島のロースター「COFFEE UNIDOS」の豆を使用し、オーナーの二人が自らブレンドを考えたこだわりの一杯。
口に含むと、しっかりとしたコクが広がるのに、後味はさらりと軽やか。暑い日でもごくごくと飲める、洗練された飲みやすさがある。食後にもぴったりで、季節のプレートとの相性も抜群です。

■港町の空気に溶け込む、オーナーふたりの物語
カウンターに目をやると、常連客とやわらかく言葉を交わすオーナー二人の姿がありました。
店を営むのは、バリスタとパティシエという異なる分野でキャリアを積んできた二人。前職で出会い、意気投合し、「コーヒーには甘いものを、甘いものにはコーヒーを」という共通の考えを胸に、この港町に店を開いたのだそう。

二人ともとてもフレンドリーで、オープン当初の大変さや日々の楽しさまで気さくに話してくれました。取材で訪れたはずが、いつの間にかプライベートな時間を過ごしているような、そんな心地よさに包まれていました。
人柄のあたたかさも、このお店の魅力のひとつ。
「またお話をしに行きたい」そう自然に思わせてくれる、やさしさに満ちた場所でした。
ほっと一息つきたい時、癒しを感じたい時に、ぜひ足を運んでみてほしいカフェです。


◼️『yolch』(ヨルチ)
住所:福岡県福岡市中央区港2-4-23-2
営業時間:9:00~18:00
定休日:木曜
駐車場:1台あり
Instagram@yolch.___
https://www.instagram.com/yolch.___/

※情報は5月19日時点のものです。最新情報はInstagram等でご確認ください。

URL:https://www.instagram.com/yolch.___/

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