2025年10月にオープンした 『喫茶今日(きっさきょう)」』は、井尻駅から徒歩2分。
駅のホームが見える立地ながら、店内に足を踏み入れると外の喧騒がすっと遠のくような空間が広がります。
扉を開けた瞬間、柔らかな空気が迎えてくれ、自然と気持ちがほぐれていくようでした。
店内のほとんどをオーナーが自ら手掛けたという空間づくりからは、温かみのある素材選びが随所に感じられます。
■日常に穏やかさを添える広々とした空間
店内にはソファ席とテーブル席があり、どの席でも落ち着いて過ごせる雰囲気。
空間にゆとりがあるため、子ども連れのお客さんも多く訪れるそうです。
さらに壁には“窓枠”のように見えるディスプレイが設置され、四季に合わせて景色を変える演出が施されています。
季節の移ろいを感じながら過ごせる工夫は、喫茶今日ならでは。
流れる時間がゆっくりと感じられ、長居したくなる理由のひとつです。
■手仕事から生まれる味わい ― ラテとチーズケーキ
今回は「 ハンドエスプレッソラテ」(715円) と「 チーズケーキ」(600円) をオーダーしました。
ラテは全自動ではなく、あえて“手動でエスプレッソを抽出する機械”を使用しているそう。
丁寧に淹れられた一杯は香りが豊かで、口当たりもやわらか。
機械任せでは出せない深みと手仕事のあたたかさが感じられます。
チーズケーキは、スイーツすべてを手作りする喫茶今日の中でも、オーナーの自信作。
塩が添えられており、ひと口ごとに味の印象が変わる楽しさがあります。
塩味が甘みを引き立て、最後まで飽きずに食べられるバランスの良い一品でした。
空間づくりだけでなく、食事からも“丁寧に作る”姿勢が伝わってきます。
朝に伺ったためまだ焼き上がっていませんでしたが、ドーナツも人気とのこと。
次に訪れる際はこちらを目当てに伺いたいです。
■「今日」を溶かさずに過ごすための場所
店名の「今日」には、“今日という一日を大切に過ごしてほしい”という思いが込められています。
SNSの時代で時間が駆け足で過ぎてしまうからこそ、ここではひと息つける余白を提供したい——そんな願いが店のコンセプトにしっかり根づいています。
「喫茶」という名前を選んだのも、日本人にとって親しみ深い言葉だからだそう。
新しいお店でありながら、初めてなのにどこか安心できる感覚があるのは、こうした言葉選びにあります。
井尻駅近くで、日常の「今日」を少しだけ丁寧に味わわせてくれる喫茶店。
忙しない日々の中、ふっと立ち寄りたくなる場所として覚えておきたい一軒です。
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◼️『喫茶今日』(きっさきょう)
住所:福岡県福岡市南区井尻5-8-18サンアンドレス井尻1階
営業時間:12:00~20:00
定休日:不定
駐車場:なし(周辺コインパーキングあり)
SNS:Instagram:@kissakyo.fukuoka
https://www.instagram.com/kissakyo.fukuoka/
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※情報は2025年12月11日時点のものです。最新情報は公式HP、Instagram等でご確認ください。
■ 喫茶今日
住所:福岡県福岡市南区井尻5-8-18サンアンドレス井尻1階
Instagram:@kissakyo.fukuoka
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