つやつやと輝くおにぎりに、丁寧にだしを取ったお味噌汁。 湯気の向こうで「ちょっと体にいいものを食べたいときに、来ていただけたらうれしいです」と微笑むのは、店主の久子さんです。
■野菜の底力を引き出す「やさしい味」のスープ
『小屋cafe tori』が提供するのは、酵素玄米のおにぎりと、具だくさんのスープをメインにした、心とおなかに染み渡るごはん。久子さんの作るスープには、ブイヨンやコンソメは一切使われていません。野菜の甘みと麹(こうじ)で深みを出した味わいは、多くのお客さんから「やさしい味」と愛されています。
「先日は、野菜が苦手だという方が『ニンジンのポタージュがとてもおいしかった!ペロリと食べました』とSNSでメッセージをくださって。本当にうれしかったですね」。そう語る久子さんの穏やかな表情からは、料理に対する誠実さと、食べる人への思いやりが伝わってきます。
おにぎりは玄米と小豆、塩を一緒に炊いて3日ほど熟成させる「酵素玄米」を中心に、白米も用意。驚くのはその価格。すべて150円均一なんです。手間暇を惜しまず、体に良いものをより多くの人に届けたいという久子さんの想いを感じます。
■きっかけは“母”としての実体験から
久子さんが玄米食を取り入れるようになったのは、お子さんの偏食や体調不良がきっかけだったそう。「玄米食に変えてから、子どもたちの体調は確かに良くなりました。でも、厳しくしすぎた反動で、お菓子をバクバク食べてしまったりすることもあって……」
その経験から辿り着いたのが「ほどよく日常に取り入れられるちょうどよい健康食」という考え方。ストイックになりすぎず、でも体は喜ぶ―。そんな久子さんの等身大な想いが、『小屋cafe tori』の料理には詰まっています。
実はこのお店、以前ご紹介したアシェットデセール(皿盛りデザート)の専門店『lundé(ランデ)』と同じ場所で、曜日を分けて営業しています。久子さんがまゆみさんの作るデザートの大ファンだったことから、この縁が生まれたのだとか。
オープンから半年足らずですが、今では近隣で働く方や口コミを聞きつけた常連客で賑わう人気店に。『小屋cafe tori』は「今週も頑張ろう」と思わせてくれる、まちの保健室のような存在になっています。
■年始の営業は10日から
2026年は、今日1月10日(土)から営業。 お正月らしさを感じられる「お雑煮風のおみそ汁」を用意するそうですよ。
忙しい毎日のなかで、ちょっと立ち止まって深呼吸したくなったとき。久子さんの「やさしいごはん」を食べに、大野城まで足を運んでみませんか?
『小屋cafe tori』
福岡県大野城市某所
https://www.instagram.com/koyacafe_tori/
営業:毎週水・土曜 11:00~16:00
会計:現金のみ
駐車場:2台分あり
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