■ 扉を開ければ、懐かしい音と香りに包まれる「心の居場所」
福岡県苅田町の静かな街並みに溶け込む『旬彩家TSURU』。一歩足を踏み入れると、パチパチと軽やかに跳ねる油の音や、カチリと鍋の蓋が触れ合う心地よい音が耳に届きます。店内に漂うのは、どこか懐かしく、お腹の底からホッとするような出汁の香り。ここで迎えてくれるのは、店主の筑後ヒデさんと、孫の福島大貴さんです。飾らない、けれど丁寧に整えられたその空間は、日々の忙しさでささくれだった心を、そっと柔らかく解きほぐしてくれるような空気に満ちています。
■ 身体を想い、時間をかける。「消化にやさしい」というおもてなし
こちらの料理の真ん中にあるのは、食べる人の身体を一番に想う「優しさ」です。ヒデさんが長年の経験からたどり着いたのは、生野菜や刺激の強い味付けを控え、「蒸す・煮る・寝かせる」という工程を大切にすること。例えば、味噌汁に使う味噌はなんと5年以上も寝かせた自家製。じっくりと時間をかけて熟成させることで、素材本来の力を引き出し、消化に負担をかけない仕上がりになるのだそう。流行を追うのではなく、食べる人の翌朝の身体が軽くなるような、慈愛に満ちた一皿に出会えます。
■ 「味見をしない料理は、料理じゃない」妥協のない家庭の味
「家庭料理が基本」と語るヒデさんですが、その裏側にあるのはプロとしての揺るぎない矜持です。定番の白和えひとつをとっても、豆腐は丁寧に茹でて裏ごしし、胡麻は香りが立つまで煎ってから丹念に練り上げます。最後に必ず自分の舌で確かめ、心から「美味しい」と思えるものだけを店頭へ。「味付けは、適当でいいのよ」と笑うヒデさんですが、その“いい塩梅”は、20年以上積み重ねてきた確かな感覚に支えられています。一口食べれば、素材の輪郭がはっきりと伝わる、滋味深い味わいが広がります。
■ 家族の歴史を刻む場所。無理をせず、質を大切に紡ぐ日々
この建物は、もともと大貴さんの祖父・鶴男さんが営んでいた塗装屋の事務所でした。祖父が遺したこの場所を「惣菜屋」として再生させたヒデさん。かつてはヒデさんの娘である、大貴さんの母親と三人で店に立っていましたが、他界されたことをきっかけに、現在は祖母と孫の二人三脚で営んでいます。「たくさん作ることより、少しの量でも質のいいものを」。無理をして背負い込みすぎず、穏やかに、長く続けていくこと。そのしなやかな決断が、この場所を今も温かく守り続けているのです。
■ 週末、心と身体をリセットしに。22年目の「まごころ」に出会う旅
鶴男さんの名前から一字を取った『旬彩家TSURU』は、今年で22年目を迎えました。時代が変わっても、家族の形が変わっても、ヒデさんが台所に立つ姿と、料理に込める真っ直ぐな想いは変わりません。ちょっと元気が足りないとき、誰かの優しさに触れたくなったとき、ぜひここを訪ねてみてください。丁寧に作られたお惣菜をひと口食べれば、きっと明日からまた頑張れる力が湧いてくるはずです。次の休日は、心と身体をいたわる「美味しい休息」を探しに出かけてみてください。
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■『旬彩家TSURU』
住所:福岡県京都郡苅田町与原1-8-18
営業時間:11:00~18:00(ランチ 11:00〜13:00、喫茶 13:00~18:00)
定休日:月・火曜
Instagram:@tsuru_shunsaiya
https://www.google.com/search?q=https://www.instagram.com/tsuru_shunsaiya
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※営業時間・定休日・記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。
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【Oasis】
~心の休息地をめぐる旅〜
私が見つけた心の休息地
大切な人との心温まる出会いが
人生をもっと豊かにしてくれる。
KBC毎週月曜(21:50~)オンエア
Instagram
@oasiss
https://www.instagram.com/oasiss.jp/
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■ 旬彩家TSURU
住所: 福岡県京都郡苅田町与原1-8-18
Instagram:@tsuru_shunsaiya
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