限定販売「しゃかしゃかラスク」が登場!創業100年の老舗菓子店×現役大学生のコラボで生まれた新感覚スイーツがDOCOREに!(福岡市博多区)

■ 袋をしゃかしゃか振って完成!? 自分で"味変"する新感覚の焼き菓子
福岡県宮若市の老舗洋菓子店「瀬川菓子舗」から、ちょっとユニークな新商品が誕生しました。その名も「しゃかしゃかラスク」。
好みのフレーバーパウダーを袋の中に入れて、“しゃかしゃか”と振って自分で味を変化させるという"体験型"の焼き菓子です。フレーバーは、いちご・メープルシュガー・黒糖・ほうじ茶の4種類。サクサク食感のラスクに、自分好みの味を"ちょい足し"して楽しめます。
実はこの商品、西南学院大学の学生たちのアイデアから生まれたものなんです。「しゃかしゃか」というアイデアが誕生した背景には、ある課題と、大学生ならではの視点がありました。

■ 創業大正12年…地元で愛される老舗が抱えていた"もどかしさ"
「瀬川菓子舗」は、福岡県宮若市で大正12年(1923年)から続く老舗の洋菓子店。現在は4代目の瀬川隆司さんと妻の美穂子さんが中心となって店を切り盛りしています。
看板商品は、長年愛されてきた焼き菓子「キャロット」。地元のお客さんにはおなじみの一品です。「ころころっと」は、そのキャロットの製造過程で出る生地の端を活かして生まれたサクサクのラスク。もったいないから商品にしようという、職人らしい発想から誕生しました。
ところが、博多マルイ2階にある「DOCOREふくおか商工会ショップ」に出品したところ、なかなか手に取ってもらえませんでした。美穂子さんはこう振り返ります。「地元のお客さんはキャロットをご存じなので、その派生だと分かって買っていただけます。でも街中に持っていくと、『ころころっと』という名前だけでは"何のお菓子か分からない"んだろうなと」。
商品の味には自信がある。でも、知らない人に手に取ってもらうにはどうすればいいか—。そんなもどかしさを抱えていた時に舞い込んだのが、西南学院大学との産学連携プロジェクトの話でした。

■ 「美味しそうに見えた」がきっかけ 大学生4人が商品開発に挑む
プロジェクトを担ったのは、西南学院大学商学部経営学科・三井ゼミの学生4人。産学連携で企業の課題解決に取り組むゼミの活動の一環として、2025年9月頃から本格的にスタートしました。
メンバーの一人、境涼風(さかい・すずか)さんに話を聞くと、まず、同世代の100人以上にアンケート調査を実施したそう。InstagramやLINEを通じて回答を集めた結果、浮かび上がったのは「名前やパッケージだけでは、何のお菓子か分からない。そもそもお菓子なのかも伝わらない」という声でした。これは瀬川さんのは感覚とも一致していました。

■ 提案がふりだしに戻った日…それでも折れなかった4人のチームワーク
調査結果を踏まえ、学生たちが最初に提案したのは「パッケージのリニューアル」でした。しかし中間報告で瀬川さんに伝えたところ、既存パッケージの在庫が8000枚もあることが判明。デザインの変更は既存パッケージの廃棄を意味します。そう考えると現実的な選択ではありませんでした。
ゼロから企画を練り直すことに…。境さんは「正直、かなり焦りました」と振り返ります。夜遅くまでメンバー同士でアイデアを出し合ったといいます。
転機になったのは、既存パッケージの"ある特徴"に気づいたこと。「ころころっと」の袋はジップ式で、開け閉めができるスタンドパック。「これを逆に活かせないか?」という発想から、後からフレーバーパウダーを入れてしゃかしゃか振るという案にたどり着きました。
背景にあったのは「経験消費」というキーワード。若者が体験を重視する消費傾向があるというデータを根拠に、「自分で味を完成させる楽しさ」を商品の価値に取り入れました。データと自分たちの感覚も併せて組み立てた提案でした。
フレーバーの選定にもこだわりが光ります。福岡土産として「いちご」は外せない。さらに、若者に人気のほうじ茶フレーバーも採用。メープルシュガーと黒糖は瀬川さんからの提案で、コストと相性の両面から決まりました。ちなみに、試食で満場一致の1位だったのはラズベリー味。酸味とラスクの甘さの相性が抜群だったそうですが、コスト面で今回は見送りにー。「美味しくても、お客さんのお財布にフィットしないと売れない」という判断も、学生たちが今回学んだリアルなマーケティングのひとつです。

■ 「しゃかしゃかラスク」はDOCOREショップ催事にて限定販売中!
完成した「しゃかしゃかラスク」は、DOCOREショップで2026年3月12日から数量限定販売されています。価格は税込500円(通常の「ころころっと」は税込432円)。
瀬川菓子舗の美穂子さんは「味変という発想は、私たちには出てこなかった。若い方ならではですね」と笑います。今回はまずテストマーケティングとして販売し、お客さんの反応を見て今後のレギュラー化も検討していくとのこと。
創業から100年を超える老舗の技と、20代の学生たちの柔軟な発想。世代を超えたコラボから生まれた一品は、産学連携の1ページとなりました。

■ DOCORE(どぉこれ)ふくおか商工会ショップ

住所:福岡市博多区博多駅中央街9-1 博多マルイ2F
瀬川菓子舗のホームページ

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