毎週月~金 あさ6時~放送

放送内容

これは「チャーハン」ではない、「焼きめし」だ!100年続く大衆食堂の最強メシ!~ふるさとWish田川市~

2019年11月12日

[アサデス。旅行社]

愛され続ける老舗食堂の2大看板メニューの一つ「焼きめし」

福岡県の中央部に位置する田川市は、明治末期から良質な石炭を豊富に産出し、日本近代化の原動力として発展。「炭鉱の町」として栄えた町です。当時は、全国から仕事を求めて移住者が集まるほど大いに賑わっていたといいます。また、「月が~出た出た~、月が~出た~♪」のフレーズが全国的に有名な炭坑節が生まれた地でもあります。

2019年11月12日(火)放送、九州朝日放送の情報番組「アサデス。KBC」の「ふるさとWish アサデス。旅行社」では、同市で炭鉱時代から愛され続ける大衆食堂を紹介しました。創業から100年続く「変わらぬ味」で地元民に親しまれる衝撃の看板メニューとは?!

まずは町のシンボルにごあいさつ

夜はライトアップされ幻想的な雰囲気に。毎年11月は煙突の下に1万5千人が集う「炭坑節総踊り」が開催される。

ボビーが最初に訪れたのは、町のシンボル。「これは田川らしか~!」と感嘆するほど、圧倒的な存在感を放つ「旧三井田川鉱業所伊田竪坑 第一、第二煙突」です。国の有形文化財に指定されている2本の煙突は、高さ約45mを誇り、「お月様を煙たがらせる煙突」として炭坑節にも登場するほど。

「当時、煙突前にあったボイラーで石炭を燃やして蒸気エネルギーを作り、伊田竪坑櫓にあった地下へ降りるためのエレベーターに使用していたんですよ」と田川市石炭・歴史博物館の学芸員・朝烏和美さんが、田川市が誇る石炭の歴史と文化とともに見どころを案内してくれました。

炭鉱マンも愛した創業100年の大衆食堂

「森食堂」の目印はのれんのみ!

そんな田川市でボビーが探すのは、「炭鉱マンにも愛された創業100年の大衆食堂の2大看板メニュー」。伊田竪坑の煙突が現役で活躍していた頃からある大衆食堂を探し出すという、苦戦しそうなミッションです。

早速、聞き込みに向かいますが予感的中!「え~わからん…」、「100年?私、100年も生きとらんも~ん」と、地元の人たちも困惑するほど、「知る人ぞ知る店」のよう…。諦めかけたその時、「森食堂?まぁまぁ長くからある店よ」と有力情報が!

しかし、教えられた町の一角には、それらしい看板もお店も見当たりません。仕方なく、のれんのようなものを掲げたところに「すみませ~ん。森食堂…」と、声を掛けるボビー。すると、「はい。森食堂です」と返答が!「え?看板あった?」と戸惑うボビーに、「ないですよ」とあっさり応えた男性こそが、「森食堂」の3代目店主、森輝与志さんでした。

「値段は30年前から変わってない」と笑う森さん(右)

「森食堂」は、田川伊田駅の裏手、白鳥町の商店街にある老舗食堂。看板はなく、営業中に掲げられる無地ののれんだけが目印です。炭鉱で賑わっていた頃は5人で切り盛りし、正月も休めないほど忙しかったそうですが、現在は森さん一人で営んでいます。

「当時は店の近くに映画館が2つあって、ナイトショーに行く前、うちでご飯を食べていくんですよ。炭鉱の仕事は、明日(の命)はどうなるか分からないような、危険なものですから、お金を持ってたらその日のうちに使ってしまえ!という人が多くてね」と当時を懐かしむ森さん。「いっぱい食べて、いっぱい飲む」という豪快な炭鉱マンの知られざる哀愁を聞かせてくれました。

そんな森さんが見せてくれたのは、森さんのお父さんが手作りした「酒の燗(かん)つけ容器」。ラジエーターの原理を応用し、驚くほど早く、酒を温めることができるそう。炭鉱マンで賑わう店内で次々に注文される熱燗を、待たせず、素早く提供するために開発された「優れモノ」に、ボビーも「すごい!」を連発。「森食堂」がいかに炭鉱マンに愛され、繁盛していたかが伝わります。

看板メニューは、今も人気の「変わらぬ味」

野菜のシャキシャキ感を出すため、サッと火を通す程度にするのがポイントの「ちゃんぽん」

「森食堂」が誇る2大看板メニュー。一つ目は「ちゃんぽん(500円)」です。その作り方は独特で、生の肉や野菜を自家製の豚骨スープでサッと煮込むだけ。「野菜がシャキシャキに仕上がるから」と、ずっと同じ作り方を続けているといいます。

「早い!あ~いい香り!」と出来立てを前にうっとりするボビー。具たっぷりの熱々ちゃんぽんをかき込みながら、「野菜の食感がしっかりあって食べ応えある!」と感動。自家製豚骨スープにかつおダシをブレンドした香り豊かな絶品ちゃんぽんに、箸が止まりません。お腹を空かせた炭鉱マンたちに愛されたのも納得です。

もう一つの看板メニューは、森さんが「この色の焼きめしは、どこにもないんじゃない?!」と自信たっぷりに差し出した「焼きめし」。ツヤツヤと黒光りしているかのような、独特な色合いは、紛れもなくチャーハンではなく「焼きめし」と呼ぶに相応しいもの。具はざく切りしたキャベツとかまぼこ、タマネギなどシンプル。隠し味に自家製豚骨スープを使用して味わい深く仕上げます。

「今使っている鍋はもう50年くらいかな…。その前は穴が開いたくらい使ったよ」と森さん。一見、何の変哲もない「焼きめし」ですが、毎日ラードと布で拭き上げて使い込んだ鉄鍋で作る、ここでしか味わえない「焼きめし」なのです。

早朝8時から開店し、昼時は多くのサラリーマンで賑わう「森食堂」。近代日本を支えた炭鉱マンを魅了した「チカラめし」で今なお、日本経済を担う「働く人のミカタ」であり続けているのです。

田川市を訪れた際は、ぜひ、昭和レトロな雰囲気いっぱいの「森食堂」でお腹いっぱい、エネルギーチャージしてみてください!

■森食堂
福岡県田川市白鳥町7-1
TEL: 0947-42-0096
営業時間:8:00〜14:30
定休日:日曜 ※祝日は不定休あり




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森食堂
  • 田川市白鳥町7-1

  • 0947-42-0096

  • 8:00〜14:30

  • 定休日:日曜 ※祝日は不定休あり

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