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市民アンケート

福岡市長選挙2026 KBC市民アンケート

「物価高を、どげんかして」
福岡市長選 有権者553人の声 次の市長に期待することは

16年ぶりに市長が代わる福岡市長選挙(11月1日告示、15日投開票)を前に、KBCが行った市民アンケートに、50代の有権者は「物価高を、どげんかして」と書きました。

答えてくれた福岡市の有権者553人のうち、7割が福岡市の暮らしやすさに80点以上をつけています。次の市長にいちばん取り組んでほしいことを聞くと、1位は「物価・家計」でした。

結果のポイント

福岡の暮らしやすさ 約7割が80点以上

福岡市の暮らしやすさを100点満点でつけてもらうと、約7割の人が80点以上をつけています。今の福岡市の暮らしやすさには、満足している人が多いようです。

80点以上をつけた人 7割

有権者553人。100点満点(5点きざみ)で聞きました。棒の上の数字は人数、赤い棒が80点以上です。

高島市政16年 評価の理由は『再開発』『発信力』『交通』

16年間の市政をどう評価するか、その理由を3つまで選んでもらいました。多く選ばれたのは「都心の再開発(天神・博多など)」(59%)、「市長の発信力や市政の進め方」(49%)、「交通」(41%)でした。

    有権者553人の中の割合。評価する理由・評価しない理由のどちらでもよいとして、3つまで選べる質問です(足すと100%をこえます)。

    自由記述欄にも、再開発や発信力を評価する声がありました。

    • 人の形は、答えた人の性別
    • 男性
    • 女性
    • その他
    • せっかく進んでいる都心の再開発を、やり遂げて欲しいです70代以上
    • 高島市長の発信力と行動力で、天神ビッグバンをはじめとする大型プロジェクトも完成が見え、福岡市のブランド力が増した50代
    • 高島市長はすごく頑張ってくれていた。(発信力・分かりやすい説明・実行力)ビッグバンの完成型や地下鉄延線など、しっかり継続して欲しい60代
    • 言葉の選び方、聞き取り易さ、内容の整理など、高島市長は元アナウンサーだったのでとても理解しやすかった70代以上

    一方で、街の変わり方と、自分の暮らしとの間に、ずれを感じる声もありました。

    • 天神ビッグバンや博多駅周辺の改装で福岡市は一気に成長したように見えるが、外観だけがどんどん変わり、それに伴い物価も上がるが、実生活の水準は変わらないので苦しくなっている50代

    16年の市政を、全体としてどう評価する?

    約9割が「評価する」「やや評価する」と答えています。

      有権者553人の中の割合

      次に求めるのは「物価・家計」

      こうした中で、市民は次の市長には何を求めているのでしょうか。いちばん取り組んでほしい分野を1つだけ選んでもらうと、1位は「物価・家計」で30%でした。2位の「医療・介護・福祉」(17%)の倍近くにのぼります。続いて「交通」と「市役所の仕事ぶり・税金の使い方」がともに11%でした。

        有権者553人の中の割合(1つだけ選ぶ質問)

        それぞれのテーマで、有権者が具体的に何を求めているのか。寄せられた声から見ていきます。

        物価・家計

        • 収入が上がらないので、何か生活費の面での対策を講じてほしい60代
        • パートとして今働いていますが、時給が上がっても引かれる税金が変わらないため手取りが増えません。それに伴って生活が苦しいです30代

        医療・介護・福祉

        • ギリギリ年金があって、生活保護を受けられない高齢者は、受診も控えて、食事も質素です。子どもが居る世帯への支援も必要かと思いますが、表に出てこない高齢者の施策も必要です60代
        • 小さなお子様がいらっしゃる家庭ももちろん大事ですが、高齢者の両親を支えていかなきゃいけない家庭のことも考えてほしいです50代

        交通

        • 地下鉄の橋本駅と姪浜駅を結んで環状線にして欲しい!!50代
        • まだまだ車の渋滞する箇所が沢山ありますので、それの解消をしていただきたいです60代

        市役所の仕事ぶり・税金の使い方

        • 税金の使い道を明確に40代
        • お金の使い方をしっかり、市民に説明して、どうしてここにお金がいるのか(略)教えて欲しい60代

        こうした声に共通するのは「自分たちの暮らしがどう改善するのか」という点です。パートの手取り、年金で暮らす高齢者の受診、税金の使い道。市民が候補者に求めているのは、大きな構想だけでなく、身近な暮らしに根差した政策だと言えそうです。

        16年の評価と、次に求めること

        16年の市政を評価する理由と、次の市長にいちばん取り組んでほしい分野を、順位で比べてみます。

        16年で評価された「都心の再開発」は、次に求めることでは10位。かわって1位になったのは、評価の理由では7位だった「物価・家計」です。

        有権者553人の答えを、順位で並べたものです。評価の理由は3つまで、取り組んでほしい分野は1つだけ選ぶ質問なので、割合ではなく順位で比べています。

        天神や博多の再開発が評価される一方で、次の市長に求めることの上位に並んだのは、物価、医療・福祉、交通、税金の使い方と、暮らしに身近なテーマです。街の変化を認めつつ、その実感を自分の暮らしでも得たい…。寄せられた声からは、そんな思いがうかがえます。

        世代によって、どう違う?

        60代以上では「医療・介護・福祉」が「物価・家計」と並び、10~30代では「子育て・教育」が4人に1人。「暮らし」の中身は、世代によって違います。

        いちばん取り組んでほしい分野を、世代ごとに見たものです。色が濃いほど、その世代で多かった分野です。

        どんな市長がいい? 答えは分かれる

        次の市長にいちばん求める資質や姿勢を聞くと、「将来を見すえた構想力」(22%)、「市民の声を聞く姿勢」(21%)、「実行力・リーダーシップ」(17%)、「誠実さ・クリーンさ」(17%)の4つが2割前後で並びました。求める市長像は人によって分かれています。

          有権者553人の中の割合(1つだけ選ぶ質問)。赤い4つは差が小さく、はっきりした1位はありません。

          • 新規刷新することばかりに囚われず、今ある良いものや古の福岡らしい個性を残しつつ未来に繋いで欲しいです50代
          • 市民の声を聞いて誠実に行動して欲しい60代
          • 選挙演説で発言したことは、実行してほしい。口ばかりの発言はいらない50代
          • 地味でも構わないので、誠実な政治で住みやすい町にしてほしい50代

          「再選挙」の決まり 3人に1人が知らず

          市長選挙では、1位の候補でも有効投票の4分の1以上の票を得られないと当選できず、選挙をやり直す「再選挙」になります。

          この決まりを知らなかった人

          約3人に1人(33%)

          年代別に見ると、40代以下では44%と4割を超え、50代以上(30%)を上回りました。

          有権者553人の中の割合

          知っていた人は、再選挙をどう思う?

          「避けてほしい」が51%で、「なってもよい」(38%)を上回りました。

            決まりを知っていた372人の中の割合

            候補者に聞きたいことは「福岡をどうしたいのか」

            自由記述欄には、回答した有権者の約半分にあたる287人が、次の市長への思いや、候補者に聞きたいことを寄せてくれました。次の市長に望むことでは暮らしに身近な分野が上位を占めた一方で、候補者への質問として書かれたものの中でいちばん多かったのは、福岡市の将来像についての問いでした。今の暮らしと、20年後の福岡。その両方をどう語るのかが、候補者に問われています。

            • 福岡市の将来像を具体的に語って欲しい70代以上
            • 20年後の福岡市はこのままだとどうなっていくか。そのためにどういったことに取り組むべきか40代
            • 将来の福岡市のために、今1番やらなければいけないことは何ですか? それは何故ですか?50代

            寄せられた声を、話題ごとに読む

            「市長の人柄・姿勢」への声が、政策と並んで多く寄せられました。誠実さや、市民の声を聞く姿勢を求める声です。

            287人が書いてくれた「次の市長にしてほしいこと」「候補者に聞きたいこと」を、話題ごとにまとめました。

            • 人の形は、答えた人の性別
            • 男性
            • 女性
            • その他

            多かった話題

              書いてくれた有権者287人の中の割合。1つの声に、いくつかの話題が入っていることもあります。

              話題を選んで読む

                福岡市の外からも、多くの声

                市外の人は、福岡市を「働くまち」として見ている人が多く、「周りのまちも一緒に」という声が目立ちました。

                市外に住む人や、福岡市に通勤・通学する人など、306人も答えてくれました。

                目立ったのは「周りのまちも一緒に」という声

                • 福岡市が一人勝ちしている印象があるので、知事と一緒に他の市町村も引っ張っていくことを希望します。30代
                • 中央区、博多区ばかりでは無く他の区にも政策を分散して、市内全体や周りの市町村も一緒に盛り上がるような市政を期待します。60代
                • 過度の福岡市集中を防ぎ、水やインフラに余裕を持たせてほしい。70代以上
                ほかの声も読む(4件)
                • バス・地下鉄などが慢性的に混雑している感じがどうしても抜けません(略)福岡市外から通勤通学している人にも便利のいい副都心福岡になってほしいと思います40代
                • 将来福岡に住みたいけど、家賃が高くて老後は住めないかなと感じている。50代
                • 人が流入するから人口増加するのでなくて、子どもが増えるから人口増加する市になって欲しいと思います。60代
                • 県外に出てみて福岡市の魅力が良く分かる。50代

                市外などの人が、いちばん取り組んでほしいこと

                1位は、有権者と同じ「物価・家計」でした。

                  市外などの人306人の中の割合。5位は3つが同じ人数で並びました。

                  有権者と比べて、違いが出たところ

                  市外の人は、福岡市を「仕事・経済の中心」として見ている人が多いようです。

                  有権者553人と、市外などの人306人のそれぞれの中の割合

                  候補選びに、ほしい情報は?

                  4人に3人が「政策の比較表」を求めています。自由記述にも「候補者が多く、政策が見えてこない」という声がありました。

                    有権者553人の中の割合(いくつでも選べる質問)

                    アンケートについて

                    実施
                    九州朝日放送(KBC)
                    方法
                    KBCのアプリで、だれでも答えられる形で募集しました。
                    期間
                    2026年10月16日~22日
                    回答
                    859人(福岡市の有権者553人、市外に住む人など306人)
                    答えた人
                    有権者553人のうち、50代・60代が約3分の2を占め、投票に「必ず行く」と答えた人が4人に3人にのぼるなど、選挙への関心が高い人が多く答えています。
                    見方
                    世論調査ではありません。答えた人の傾向としてご覧ください。割合は小数点以下を四捨五入しているため、足して100%にならないことがあります。
                    声
                    書かれた文から抜き出し、明らかな誤字を直したり、一部を(略)としたりしています。特定の候補者・政党・団体や個人への批判、事実かどうか確かめられない内容は載せていません。