第75回福岡国際マラソン選手権大会

12月5日(日)正午~ テレビ朝日系列ほか全国29局ネット実況中継

大会成績

1位

マイケル・ギザエ
(スズキ)
2:07:51

2位

細谷 恭平
(黒崎播磨)
2:08:16

3位

ジェームス・ルンガル
(中央発條)
2:08:25

大会成績を見る(大会公式サイト)

大会のまとめ

歴史と伝統を積み上げてきた福岡国際マラソン選手権大会。
幾多のドラマが生まれ、数々の名ランナーを輩出してきた大会も、今回の75回大会で幕を下ろします。

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12月5日。ラストレースを後押しするかのような青空の下、午後0時10分に最後の号砲が鳴り響き、約112人の選手たちが一斉にスタートしていきました。
今大会は、2時間8分以内記録を持つ選手が11人出場。その内6人が2時間6分台記録の選手と、大会記録更新、日本新記録も期待されるハイレベルな選手が揃い、中でも注目を集めたのは、元日本記録保持者の「設楽悠太」(Honda)、地元・黒崎播磨所属2時間6分35秒の記録を持つ「細谷恭平」、昨年大会2位の九電工所属「大塚祥平」。そして、福岡は12回目の出場となる「川内優輝」。それぞれが「最後の福岡」への思いを胸に、1歩1歩ストライドを伸ばしフィニッシュを目指します。

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序盤は日本記録更新を睨んだ素晴らしいペースでレースが進行すると、ハプニングが起こったのは平尾交差点を左折した20km。ゼッケンNo「1」の設楽悠太が左ふくらはぎの痛みから足を止め、そのままレースを棄権してしまいます。それでもおよそ15人の先頭集団は中間点を1時間2分42秒で通過。大会新記録に近いタイムで快調に歩を進めます。

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そしてペースメーカーが外れた30km過ぎ、マイケル・ギザエ、細谷、大塚を含む5人が競り合いながらレースを引っ張る展開になると、31.6375km香椎を折り返し、勝負は復路の国道3号線に突入します。
一瞬のスキをついて飛び出したのは、ゼッケンNo「24」一般参加の「マイケル・ギザエ」(スズキ)。
来日10年目、地元・福岡第一高校出身と、福岡に縁を持つ選手が34キロ付近でスッと前に出ます。それでもギザエは何度も後ろを振り返るしぐさを見せ、決して楽な走りではありません。

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レースの様相はまさに「我慢比べ」。
35kmから40kmの5キロが15分24秒、35kmから40kmが15分49秒と、ペースを大きく落としますが、細谷、大塚らも粘りを見せるもペースは上がらず、なかなか差が縮まりません。

平和台競技場前の最後の坂を、歯を食いしばりながら一人で駆け上がり競技場に入ったマイケル・ギザエが、福岡最後のフィニッシュテープをトップで駆け抜け2時間7分51秒で優勝。
2位には黒崎播磨の細谷恭平が倒れこみながらフィニッシュ。3位にはジェームス・ルンガ(中央発條)、そして、フィニッシュ直前で最後の力を振り絞り、高久龍を交わした九電工・大塚祥平が4位。大塚に抜かれ、倒れこんだ高久龍(ヤクルト)が5位に入賞しました。
この結果、細谷、大塚、高久、6位の上門がパリ五輪選考レースとなるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権を手にしました。

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75回の歴史に幕を下ろした【福岡国際マラソン選手権大会】。冬の福岡の風物詩として多くのファンを魅了してきた大会は最後となりましたが、パリ五輪への戦いは最後の福岡からスタート。3年後のパリで悲願のメダル獲得なるか。福岡の伝統と思いは、日本男子マラソン界にこれからも引き継がれていきます。

テレビ中継

2021年12月5日(日)正午~ テレビ朝日系列ほか全国29局ネット実況中継

実況・解説

  • 平和台陸上競技場

    解説
    瀬古 利彦(DeNAアスレティックスエリート アドバイザー)
    ゲスト
    大迫 傑(東京五輪マラソン代表)
    実況
    吉野 真治(テレビ朝日アナウンサー)
  • 1号車

    解説
    藤田 敦史(駒澤大学陸上競技部 ヘッドコーチ)
    実況
    野上 慎平(テレビ朝日アナウンサー)
  • 2号車

    実況
    沖 繁義(KBCアナウンサー)
  • 3号車

    実況
    三澤 澄也(KBCアナウンサー)

大会のみどころ

今大会は、元日本記録保持者で2時間6分11秒の記録を持つ設楽悠太(ホンダ)、4度の世界選手権代表歴を持つ川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)、今年2月のびわ湖毎日マラソン3位の細谷恭平(黒崎播磨)ら、国内招待選手10名を含む124名が参加予定。
注目選手は、地元福岡の大塚祥平(九電工)。昨年の大会では自己ベストの2時間7分38秒の2位。日本陸連の瀬古利彦副会長も大塚選手の状態の良さに期待を寄せている。

今年、75年の歴史に幕を閉じることになった福岡国際マラソン。
最終ページに刻まれるレース展開と、福博の街並みを駆け抜けるトップランナーの息遣いを、テレビでお楽しみください。