毎週土曜 午前10:00~

放送内容

新型コロナとインフルエンザ

2020年11月21日

[過去の放送内容]

■概要

国内での新型コロナウイルス感染者数は累計11万人以上(2020年11月現在)。
例年のインフルエンザ患者数はおよそ1000万人とされていています。
コロナ禍でのインフルエンザ流行に備えて うがいや手洗い、消毒などの対策は引き続き重要です。

今回、新型コロナとインフルエンザについてお話を伺ったのは、
九州大学病院 グローバル感染症センター センター長の下野 信行(しもの のぶゆき)先生です。

■新型コロナとインフルエンザとは

新型コロナウイルスとインフルエンザは、ウイルス性の呼吸器疾患という点で発熱や咳、全身倦怠感など共通の症状があると思います。
従来から存在するコロナウイルスは、風邪の原因となる さまざまなウイルスのひとつで4種類あります。
コロナウイルスは、その他にSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)があります。
今回新たに出てきた新型コロナウイルスは7番目のコロナウイルスになります。


■新型コロナとインフルエンザの特徴

新型コロナの特徴的な症状は味覚と嗅覚の異常です。
また、少し動いただけで呼吸が苦しくなったり、胸が痛くなったりするとも言われています。
インフルエンザでは新型コロナで見られる味覚や嗅覚の異常はほとんどなく、急な発熱、筋肉痛、関節痛が比較的多いとされています。


■今年のインフルエンザ流行予想

WHOが世界のインフルエンザの流行状況を発表していますが、それによると南半球の国々では流行は少ないとされています。
そういったことを考えると、今年の日本での流行では少ないのではないかと予想されます。
今年の冬、インフルエンザの流行が少ないと予想されるもう一つの理由は新型コロナ対策です。
うがいや手洗い、消毒など引き続き行われることがインフルエンザ対策にもつながって、流行は少ないのではと考えられています。
とはいえ、かかった際の重症化を防ぐために予防接種は欠かせません。
ワクチン接種から抗体ができるまでには数週間かかるので早めに受けましょう。


■新型コロナ対策

新型コロナが重症化するリスクとしていわれているのが肥満や高血圧、糖尿病、メタボリック症候群などです。
実は、2009年に新型インフルエンザが流行した時も、肥満体型は注意が必要だといわれていました。
肥満を避ける意味でもバランスいい食事や適度な運動を心がけましょう。

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