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放送内容

円形脱毛症

2022年01月15日

[過去の放送内容]

今回、円形脱毛症についてお話を伺ったのは、福岡山王病院 皮膚科 部長の久保田 由美子(くぼた ゆみこ)先生です。

■円形脱毛症とは

円形脱毛症のお話をする前に、まずヘアサイクルについてお話しします。
髪の毛は、まず伸びる時期が2~6年。その後、成長が止まる時期が2~3週。その後、抜ける時期が3~4カ月あります。
髪の毛が1日で50~100本抜けるのは自然なことですが、それよりも多く抜けると脱毛ということになります。
そして、髪の毛の一部が円形やさまざまな形で抜け落ちるのが円形脱毛症です。


■円形脱毛症が起こる仕組み

通常、体内にウイルスや細菌などの異物が入ってくると、免疫細胞が異物を攻撃して排除しようとします。これは“免疫反応”と呼ばれます。
しかし、その免疫細胞が何らかの原因で、自分の正常な細胞を攻撃することがあり、これは“自己免疫反応”と呼ばれます。
円形脱毛症では、頭皮で自己免疫反応が起こり、髪の毛根が攻撃されることで髪が抜けてしまいます。


■円形脱毛症の種類

円形脱毛症には、いくつか種類があります。
「単発型」は脱毛が1カ所に起こるものですが、比較的軽症で、ほとんどの場合1年以内に改善するといわれています。
その他に、脱毛が2カ所以上に起こる「多発型」。首筋辺りの後頭部や耳の周りの側頭部などが抜ける「蛇行型」。髪の毛全体が抜ける「全頭型」。
髪の毛だけではなく、まゆ毛やまつ毛などの体毛も抜ける「汎発(はんぱつ)型」があります。


■円形脱毛症の診断

円形脱毛症の診断に、抜毛(ばつもう)テストがあります。
手ぐしで髪に手を入れて、それで抜けた髪の根元がこん棒状に太いときには健康な髪の毛、鉛筆の先にように先細りであれば円形脱毛症が疑われます。
さらに詳しく調べる際には、トリコスコピー(拡大鏡)で毛の根元を観察します。
また、円形脱毛症では、人によっては爪にブツブツやへこみができる点状陥凹(てんじょうかんおう)が見られることがあります。


■円形脱毛症と似た病気

円形脱毛症と似た病気に、AGA(男性型脱毛症)があります。
また、子どもに多いのですが、トリコチロマニア(抜毛癖)という、自分で髪の毛を抜いてしまう病気があります。
診断の目安として、頭皮に出血やかさぶたがなければ円形脱毛症、
頭皮に自分で触ったことによる出血やかさぶたがあればトリコチロマニアが考えられます。


■円形脱毛症の治療

円形脱毛症の治療には、症状によってステロイドの塗り薬やステロイド注射、光線治療などがあります。
円形脱毛症は、軽症とされる「単発型」では、1年以内におよそ90%の人が再び生えてきます。
抜け毛が気になる人は、皮膚科できちんと髪の毛の状態を診てもらって、焦らずに治療を受けてもらえればと思います。

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