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西洋銃製造に込めたアイデア

2016年04月16日

[鹿児島県]

島津斉彬

薩摩藩主・島津斉彬が手がけた集成館事業。薩摩に軍艦や武器を製造する工場を作り、さらに藩の財力を増やすために紡績やガラス工芸などの製造も積極的に行いました。ガス灯や写真機などの日本初の製品も作ったんです。

西洋式の銃の開発には斉彬の優れたアイデアが大いに活かされました。それは雷汞(らいこう)という起爆剤を点火に用いる雷管銃(らいかんじゅう)と呼ばれるもの。この雷汞を製造するには、原料となるエチルアルコールが必要で当初、薩摩藩では米焼酎から抽出していました。ところがこの製造には大きな問題があったのです。

薩摩の土壌は、シラス台地で知られるように米を作るのには適していません。そのため米は大変貴重な食糧だったのです。そこで斉彬は、米に変わる原料としてあるモノを原料にするよう指示します。それは、米に変わる食料として大量に栽培していたサツマイモでした。斉彬は、サツマイモからアルコールを抽出させたのちに西洋式の銃の大量製造を命じたのです。

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