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放送内容

コレラから村を救った警察官

2020年08月01日

[佐賀県]

増田敬太郎(1)

今から125年前、日本中で猛威をふるったコレラと戦い、住民を救った警察官がいました。
佐賀県唐津の巡査・増田敬太郎。
世界中が未曾有の新型コロナウイルスに苦しむ今だからこそ、生命をかけて住民を救った若き警察官のスピリットに迫ります。

玄界灘に浮かぶ島々を臨む、佐賀県唐津市肥前町に、高串という港があります。
今から125年前の明治28年、この高串周辺はコレラの猛威に襲われました。

コレラは、コレラ菌に汚染された水や食料から感染し、激しい嘔吐、下痢による脱水症状を引き起こすことで人を死に至らしめる恐ろしい病でした。
この年、全国では4万人余りの人が亡くなったといわれています。
当時、佐賀県唐津周辺で、最も感染被害が拡大したのがここ高串地区でした。

なんとか被害を食い止めたい。
村への立ち入りを規制し、感染者に消毒を施すなど懸命に作業にあたったのが唐津署の巡査・増田敬太郎でした。
彼は、救援活動のさなか、自らもコレラに感染し命を落としますが、高串のコレラを鎮静化させたとして今も神と崇められているのです。

高串にある神社の鳥居には、こんな文字が記されています。
「巡査大明神」
生命をかけてコレラから村を救い神となった増田巡査とは、どんな人物だったのでしょう。

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