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スペイン風邪と佐賀の貼り薬

2021年10月02日

[佐賀県]

朝日万金膏(1)

今から100年前、世界中で猛威を振るった「スペイン風邪」。
日本でも多くの感染者が出たなか、病に苦しむ人々を癒した薬が佐賀県にありました。その名は「朝日万金膏」。
今月は、この製造販売に取り組み続けた人たちと、宿場町の熱いスピリットに迫ります。

「スペイン風邪」は、今からおよそ100年前の大正7年、欧米で発症したインフルエンザで、世界中でおよそ4千万人以上が亡くなる程、猛威を振るった恐ろしい病でした。

当時は第一次大戦中で参戦した国は、この病気のことを公表していませんでした。
参戦しなかったスペインが連日、感染状況を新聞紙上で公表したことにより、「スペイン風邪」という病名になったようです。
結局3年ほどで終息しましたが、当時日本の人口のおよそ4割にあたる2300万人が感染したといわれています。

当時は、予防ワクチンはもちろん、効果的な特効薬は開発されていませんでしたが、緩和薬として人気を博した貼り薬があったのです。
それが、佐賀で製造されていた「朝日万金膏」でした。

スペイン風邪は高熱による関節の痛みが特徴で「朝日万金膏」は、その関節の痛みを和らげることから、日本中にその名が知れ渡ることになったのです。
佐賀の地で製造されていた「朝日万金膏」が全国へ広まっていった背景には、この薬を製造していた佐賀の町の風土が大きく影響していたのです。

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