受け継がれる伝統
2024年10月26日
[長崎県]
長崎くんち(4)
今年も10月7日から9日まで開催された「長崎くんち」。その受け継がれる伝統とは―。
今年も大いに盛り上がった「長崎くんち」。
能の演目「石橋(しゃっきょう)」をベースに、紅白の獅子が豪快に舞ったのは、一番町・興善町の本踊。
船をモチーフにした山車を勇壮に曳き回す曳物の奉納に続いて、全国的にも有名な龍踊、そして鯱太鼓が登場します。
銀屋町自治会 大野英貴会長
「そもそも銀屋町の鯱太鼓というのは、昭和57年に長崎大水害が起こって二度と大きな災害が起こらないように、復興に向けて立ち向かう皆さん方に吉祥が訪れるようにと願って鯱太鼓が出来上がりました。」
勇ましさと美しさを兼ね備えた大人たちの勇姿は、「くんち」に参加した子供たちの目に焼き付き、その想いは、代々受け継がれてきたのです。
この先、幾多の困難があっても、「長崎くんち」は続いていくことでしょう。
もう一度、見たいと願うかけ声、「もってこ~い!」の声が響き続ける限り。