地方創生の先駆者
2025年09月06日
[宮崎県]
岩切章太郎(1)

南国・宮崎。その象徴といえば青い海とフェニックス。
実はこの景観は、ひとりの男が創り上げた壮大な作品でした。
岩切章太郎。彼は宮崎という大地をキャンバスに絵を描いていったのです。
創業70年の宮崎観光ホテル。
その一室にオフィスを構えるコンサルティング会社の代表・黒木ゆきさんは、岩切章太郎の研究・顕彰活動を続けています。
その熱量は、今風に言えば“推し活”にも通じるものが。
株式会社無尽灯 代表取締役 黒木ゆきさん
「きっかけは父と行った堀切峠の散歩。あまりの美しさに感動して、誰がこの景観を作ったのか父に聞いたところ、宮崎弁で“岩切さんに決まっちょるやろうが!”と怒られました。それから岩切さんの事をもっと知りたいと思って探求が始まりました。」
黒木さんを魅了した堀切峠の景観だけでなく、大淀川に沿って広がる橘公園、ブーゲンビリアの愛称がついた宮崎空港。市民と観光客の移動を支える宮崎交通。
そのすべての誕生に関わったのが岩切章太郎です。
昭和40年代後半には、全国の新婚カップルの約3分の1が訪れる大ブームを巻き起こすなど、宮崎を一大観光地へと導いた、いわば敏腕プロデューサーです。


株式会社無尽灯 代表取締役 黒木ゆきさん
「郷土宮崎をより良くするために自分に何ができるかということを常に考えてその視点で動いておられますので、地方創生の先駆者という言葉がピッタリだと思います。」
岩切が挑んだ地方創生。そこには緻密な計算がありました。